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はじめに


脊椎手術にかぎらず、インプラントを使用する手術において
最大の合併症、敵は感染症です。

予防のために多くの施設がさまざまな工夫を行っていることだと思います。

気は心、というか、
とにかくよいと思ったことはなんでもやる
という強い気持ちが大切なことだと思っております。

抗菌薬の予防投与について


抗菌薬の予防投与については、

・脊椎instrumentation surgeryは感染のハイリスクである
・同一施設でMRSAやメチシリン耐性のコアグラーゼ陰性ブドウ球菌によるSSIの多発発症が認められた場合はグリコペプチド系抗菌薬の予防投与を考慮する
・術前に、MRSAを保菌している可能性が高い患者を対象にスクリーニングを行い、保菌者も対象とする
・通常はCEZが推奨される
・48時間を超えての処方はしない
・推奨投与期間を超えた経口抗菌薬の追加投与は不要である

これが現在の推奨であります。

予防抗菌薬の術中再投与時間の目安


予防抗菌薬の術中再投与時間の目安について。
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これはメディカルトリビューン2017.1.17の記事です。

「整形外科手術後の感染予防に3つの要点」
第29回日本外科感染症学会(2016年11月30日~12月1日)の学会レポートです。

予防抗菌薬の投与期間は一部の例外を除き術後48時間以内とすることで、
耐性菌による術後感染リスクを避けることを念頭に置くこと、とあります。

また、抗菌薬の半減期、eGFRをめやすに具体的に投与間隔の目安が述べられております。

セファメジンならば3~4時間
ユナシンならば2~3時間
バンコマイシンなら8時間

とあります。

このような具体的な数値が挙げられると
日常の臨床では非常に役に立つことだと思います。

感染治療は標準化されるとほんとうに助かります。

本日のまとめ


脊椎の術後感染が発生すると
患者さん、術者、スタッフすべてにおいて
結果がツライものになります。

絶対に感染性合併症をゼロにしていきたいです。