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過去に腰椎手術を受けたという患者さんが腰臀部痛、左下肢痛による間欠性跛行で来られました。

平成12年にL4/5変性すべり症に対してPLFを施行されております。
見事に骨癒合が得られており、すべりの進行やL4/5椎間板変性などは認めません。

MRIでは、
L2/3 3/4に中等度から高度の脊柱管狭窄
L5/Sの椎間板変性、椎間孔狭窄を認めます。

診察するといろいろ痛い、いろいろしびれる、左右に移動する、ということで
なかなか難渋しています。

きっと4/5抜釘し、5/Sに固定が必要となるのか、、、と

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ところで、
・このインプラントはなんだろう
・ものがわかるのか
・わかっても抜釘する道具があるのか
・平成12年のものを抜釘することなんてできるのか
など不安になります。

ちなみにな、なんとカルテが残っていて
「AO system φ6.2✕40mm」
と書いてありました。

なじみで頼れるインプラントメーカーの方にお伺いしました。

すると、その日のうちに返事が。

「これはClick'XでSynthesのものでしょう。
抜釘大丈夫です。準備できます。」

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カタログまで添付してくださいました。
すごいな〜と感心しました。

Click'X、、、
わたしはこのインプラントまったく知りませんでした。

ちなみにルートブロックでも再現性なく、満足いく疼痛改善も得られなかったです。
トリガーポイントが一番効果があったとのこと。
ミエロで立位でブロックになるので
MRIでみるよりも狭窄が強いようです。

除圧で経過みてみようと思いました。

しかしインプラント屋さんはさすがですね。

そしてしっかりカルテを記載しておくことはやっぱり、大切な事ですね。