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現在の施設での苦労の一つが硬性小物が揃っていないところです。

これまで脊椎手術を行っていなかった施設なので
当然といえば当然なのですが、、、

整形や脳外科、他科の手術道具で代用できるものはないか?
といろいろ試行錯誤しているのですが、、、

どんな筆でも達筆!
というわけではありませんので、道具がなければやはり困ります。。。

ところで硬性小物、これはトリビアが多い分野です。

なぜなら同門の一子相伝であることがほとんどで
他流試合に行かなければアップデートされにくいところだからです。

なので、他施設の手術の見学に行くことで
初めて知るような道具や使い方などがたくさんあります。
これは本当に勉強になるし、おもしろいところです。

さて、
「硬性小物をちょっとずつ収集していくことも、立ち上げの醍醐味」
という考え方もあるのでしょうが、
わたしにとっては使い勝手の悪い道具での手術はストレス以外なにものでもありません。

とりあえず
・ペンフィールドの曲がり各種
・骨ノミ 片刃、両刃、5mm、7mm
が揃いました。

脊椎手術用の骨ノミ、両刃と片刃の好みと使い分け

これで総務が安心したのか、次の硬性小物がなかなか参りません。

いますぐ欲しいもの3つ。

①ケリソンパンチ。
なぜか5mmと2mmと1mmがある。
4mmと3mmが欲しい。
IMG_3921


このケリソンのカタログ、ユフ精器のものです。
色分けされていて視認性に優れます。
さらにグリップにシリコンがコーティングされており、
握ったときの手のフィット感がたまりません。

②椎間板鉗子。
これも2mmしかない。
なぜ?
あとはマイクロでは使用できないバズーカー砲みたいな椎間板鉗子しかない。

③メドトロニックの神経レトラクター型の吸引器
これも俊逸です。

早く揃えなければ、、、

実は今日MIS-TLIFをしたのですが、本当に疲れた、、、

2mmのケリソンと2mmの椎間板鉗子で手術していると
終盤に握力がなくなってきます(泣)

、という愚痴でした。