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はじめに


お師匠さんに手ほどきいただいて
TLIFにブーメランケージを用いるようになりました。

これまでの不安だったことは、ブーメランケージの挙動がわからないところでした。

ご指導のおかげで、ブーメランケージの不安がなくなりました。
ブーメランケージ、T-PAL使用の備忘録

そのときに、Zimmerのザイストンを勧めておられました。

Zimmerのザイストン、俊逸


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使用してわかりました。
確かに俊逸です。

・ケージの幅に対してインサーターの把持する部分が小さい。

これは非常にありがたいです。
神経レトラクターで硬膜を保護していても
万が一、たくれこんでいたら巻き込む可能性があります。

よってケージをグリップするところが小さいことは術者のストレスが非常に小さいのです。

・把持角度が可変式。

これも非常によいところです。
T-PALもそうですが、把持の角度が可変なのでケージの設置が、よりコントローラブルです。

Cantileverでケージを起こしたり倒したりしやすいです。

ケージ設置に重要なこと


ケージ設置に重要なことは

きちんとrimにかかるように前方におけるか

ということなのでしっかり終板軟骨を処理することが重要です。

ラミナや棘突起スプレッダーあるいはスクリューでのdistractionをかけて仮固定の工夫を行って
・前面部分と対側への十分な範囲で椎間板を郭清する
・骨性終板を十分になめらかにする
ことが大切です。

ブーメランケージはより、前におきたい気持ちになります。

前方を無理に攻めないようにしないといけませんが、
わかってて攻めたくなります。

ここは十分に注意しないといけませんね。

本日のまとめ


ブーメランケージは挙動をコントロールできると安心して使用できます。
ケージのサイズが大きいこと、前方に置くことで前弯形成にすぐれるところがメリットです。

ザイストンにT-PAL。
使用しやすいです。

ご指導くださり、ありがとうございました!!

★★★
MIStに関わろうとしている脊椎外科医へ。手技に関する待望のバイブルが完成です。