プラリア®の新規効能・効果
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抗RANKL抗体、デノスマブ(プラリア®)に新しい効能・効果が追加になりましたね。「関節リウマチに伴う骨びらんの進行抑制」
ということのようです。
デノスマブは、RANKリガンドを阻害する抗体製剤、ヒト型モノクローナル抗体です。
RANKリガンドは破骨細胞の形成、機能分化及び生存に必須の蛋白質ですので、
これを阻害するデノスマブは破骨細胞による骨吸収を抑える作用を有しています。
ちなみに、RANKLとRANKの結合を阻害します。
破骨細胞による骨吸収を抑制することで、RAによる関節の骨破壊の進行を抑制するものです。
疾患修飾性抗リウマチ薬(DMARDs)による治療を行っても骨びらんの進行が認められる患者に対し、追加投与して用いる。
通常、成人にはデノスマブ(遺伝子組換え)として60 mgを6ヵ月に1回、 皮下投与する。
なお、6ヵ月に1回の投与においても、骨びらんの進行が認められる場合には、3ヵ月に1回、皮下投与することができる。
ということで、もしかして
「重症骨粗鬆症」という病名でPTHを用いながら
「関節リウマチに伴う骨びらんの進行抑制」という病名でデノスマブを用いることができるのかな?
と思ってしまうのですが、メーカーの返事まちです。
そして基礎的な知識がないので見当違いであれば恥ずかしいのですが、
・PEEKでの椎体間固定術後の嚢胞形成などに対して
デノスマブってよいのかな、
・DSAに対してデノスマブどうかな、
と思う今日この頃です。
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