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とぜん2020.001

はじめに


頸椎前方除圧固定後の気道狭窄のトピックです。

気道狭窄、これは緊急事態です!!

麻酔科の先生方の邦文を調べておりますと、Mini-Trachの有用性の報告が散見されます。

53


頸椎前方固定術後に発生した上気道狭窄に対する
経皮的輪状甲状靭帯穿刺チューブ(Mini-Trach Ⅱ)を介した呼吸補助の有効性
有宗睦晃ら 麻酔.2004.53


をご紹介します。

Mini-Trachの利点と欠点が非常にわかりやすくまとめてあります。

利点と欠点


Mini-Trachを用いた呼吸管理の利点
・挿入・抜去の操作が非常に簡単
・ハローベスト装着中の患者でも容易に挿入・留置できる
・挿入後の患者への負担がほとんどない
・口腔内の異物感や汚染・声帯機能への影響がない
・人工呼吸器からの離脱が容易

問題点
・チューブの径が細いので喀痰による閉塞の可能性
・速い呼吸に対応できない
・呼吸器の呼気量と吸気量とで較差が生じる場合がありアラーム設定ややや難しい

本日のまとめ


Mini-Trach Ⅱですか、、、
う〜〜ん、果たして扱えるかどうか、、、

しかし、気道狭窄のまさにその時は扱えるかどうかなんて悠長なことゆってられない想定ですよね。

せめて、キットでシミュレーションしないといけないです。

今度、麻酔科の先生や救急の先生に聞いてみようと思います。

もしかしたら研修医に指導とかやってるかもしれないので
そのときに潜り込ませて勉強させてもらおうと思います。