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はじめに


BKPのFacultyとなりました。
身が引き締まる思いです。

よく質問される、
BKPの施行医になるためのトレーニング
について示しておきます。


BKPトレーニングとは


BKP: balloon kyphoplastyとは、
メドトロニック社のKyphonという器具を用いて行う椎体形成術の術式の名称
であり、一般的な手術名とは異なります。

よってKyphonを用いるためには
メドトロニック社のトレーニングを受講して、ライセンスを得ること
が必要になるのです。

BKPトレーニングは、以下の通りの手順となります。

①事前学習


事前に講座のDVD、資料に目を通しておいてもらいます。

②認定施設でトレーニング


Fucultyがいるメドトロニックが認定したトレーニング施設に赴き、

-1. Fucultyと共に、実際にCアームの透視下に、ドライボーンを使用した手技のワークショップを行う
-2. 実際のBKPの手術見学

を行います。

その後メドトロニックのBKPテストを受けて合格となります(今現在は、20問中17問以上正解で合格)。

本日のまとめ


BKPに関してはしっかりと保存加療ができているのが前提で、適応を選んで行うことが一番大切なことだと思います。



患者さんの疼痛を改善させる手技なので本当に喜ばれます。

それから、麻酔科の先生も喜んでくれます。
なんでも、術後回診で、手術して痛みが軽くなったことをはっきり実感してくれる、数少ない手技だとか。

Fucultyのリストは公開されている訳ではないので、メドトロニックの担当の方にお問い合わせいただければ良いかと思います。

あと、KMCという同じような器材を用いた同等の手技があります。
実際のバルーンのサイズが微妙に異なるので、注意して使用してください。
Kyphonと同じ感覚では行わず、全く異なる器材と認識して行うことが大切だと思います。