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はじめに


ここ最近、頚椎後方固定を2例続けて行う機会がありました。

固定にはなるべく椎弓根スクリューを用いるようにしています。
CPSは自分なりの無理のない範囲での基準をつくって望むことが大切です。

2例とも無事に椎弓根スクリューで固定することができました。

CPS刺入は、
術前の計画と、
・その計画とおりに遂行するための術中の測定
がとても大事です。
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測定にはキャリパーを用います


術前の測定はmm単位で行います。
大外れしたら、椎骨動脈損傷の恐れがあります。

正確に測定するためにはキャリパーを用いるのがよいでしょう。

施設になかったため、工務店で購入しました。



ところがスチール製だったため、すぐにサビて使い物にならなくなってしまいました(涙)。

よって仕方ないので、紙メジャーを切って術野にあてて測定していたんですけれども、、、

ぜんぜん正確じゃない!!

余裕がなくなるとイライラが増します。。。

手術後の小話


今回手術が終わったあと。。。

担当MR「とぜん先生はキャリパーをもちいないんですね〜〜
とぜん「いや、うちの施設ないのよ。だから前に工務店で買ったんだけど、錆びちゃってさ。キャリパー要りますよね〜」
担当MR「?? そうだったんですか??うちのセットにありますよ。てっきり使わないのかと、、、」
とぜん「え??ほんとですか??早く言ってくださいよ。。。(涙)」

なんと、ちゃんとキャリパー、あったんですね。。。
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実は、担当の方は、配置換えかなんかで、今回から新しい方だったんです。。。
なので、うまくコミュニケーションが取れませんでした(涙)。

本日のまとめ


ナビを所有していない自分の施設では、CPSを用いるときは、刺入点の測定がすべてです。
正確に測定するためにはキャリパーは必須の道具だと思います。

DePuy/SynthesのSynapseのセットにはすでに入っているようです!!

ほんと、余計なストレスでしたわ、、、

ただ、次からはロバート・リードのSショットを用いると思いますけど!!

★★★
手術解剖学のバイブル。整形外科医の机には必ず置いてあるのではないでしょうか!?