腫瘍マーカーアップデート
スポンサードリンク
はじめに
原発巣不明の転移性椎体腫瘍を疑ったときは、こちらで迅速に原発巣を検索しなければなりません。
その際にひとつの手がかりとして採血で腫瘍マーカーを測定します。
腫瘍マーカーの一覧をまとめました。
転移性椎体腫瘍を疑ったときの検査項目として、診療のご参考になれば幸いです。
原発巣で多いもの
原発巣で多いのは
・肺がん
・胃がん
・前立腺がん
・乳がん
・肝がん
や多発性骨髄腫
などです。
よってこれらに特に有用とされる腫瘍マーカーを網羅的にチェックする必要があります。

具体的には
CEA、CA19-9、AFP、PSA,
蛋白分画、尿検査(BJ蛋白)
がよいかと思います。
悪性腫瘍の椎体転移を疑ったときには、速やかに原発巣を検索し、当該診療科に引き継がなければなりません。どのように検査をすすめていけばよいのでしょうか?まとめました。https://t.co/rBalelTS1M
— 四つ葉スパインクリニック (@yotsuba_spine) 2018年6月15日
本日のまとめ
高齢化社会とがん治療進歩は、がんサバイバー患者の増加をもたらしました。
結果、骨転移でもっとも多い脊椎への転移症例も増加しております。
脊椎診療科には腰痛を主訴に来院されることが多く、原発不明がんを初療する機会が確実に増えてきていると実感します。
そのため迅速に病変の首座を判定し、当該診療科と連携をとり、治療の計画をたてるということがとても重要です。
「高齢者だから、椎体骨折=骨粗鬆症」はもう、やめましょう。
— とぜんな脊椎外科医@四つ葉スパインクリニック (@yotsuba_spine) September 4, 2019
骨折の原因は
・外傷性
・悪性腫瘍転移
・骨髄腫などの原発腫瘍
・感染
・骨粗鬆症性
高齢者ほどこれらの疾患のリスクが高まります。https://t.co/LYsWdOXVwc
あらゆる周術期合併症に対するトラブルシューティングが惜しみなく記載されております。
脊椎外科医必読の書です!
@yotsuba_spineさんをフォロー

コメント