タンタルのアーチファクトをご紹介(笑)2
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はじめに
けっしてタンタルをディスってるわけではないのです。
先日メダクタのmeetingに参加したときに、Mecta Cのタンタルのアーチファクトが話題にでました。
タンタルといえば、Zimmerのトラベキュラーメタル:TMはどうなんですか?と。
とぜん「うむ、もちろん、そっち(TM)もまあまあ、キテるよ。」
とお答えしました。
こんな感じです。
TLIFで片側から2個入れしたんですが、、、
やっぱり、「あら、キレイ」「雪の結晶みたい」ですかね、、、
頚椎前方除圧固定では、最近はもっぱらメダクタのケージ、Mecta-Cを好んで使用しております。
— とぜんな脊椎外科医@四つ葉スパインクリニック (@yotsuba_spine) 2018年10月3日
上面が凸に彎曲している「ドームシェープ、前弯5度」
ケージが大きめなのも好みです。
弱点といえば、タンタルマーカー。
CTでのアーチファクトがとってもひどいです(笑)https://t.co/S1OnOAXe70
初期固定力は大変気に入っています
繰り返しますが、けっしてディスってるわけではないですよ。
ZimmerのTM Ardis、トラベキュラーメタルに関しては、ケージの初期固定力はたいそう気に入っています。
ストライカーのトライタニウムと並び称される初期固定力です。
ただ、ケージの前弯のサイズバリエーションが少ないので、残念ながらストライカーのトライタニウムを選択することが多いです、、、
TMはL3/4>>L4/5で用いることが多いです。
TM Ardisの利点
フォローしておくと。
TM Ardisは、タンタルを用いてあたかも海綿骨のような構造と材料特性を獲得しています。
摩擦係数が高いことから良好な初期固定をもたらします。
三次元の多孔構造により、骨形成、ボーンイングロースを促進させる、ということも売りのひとつですが、ご覧の通りのアーチファクトでCTでは思うように評価できないです、、、
大胆にもケージには骨移植充填スペースがないものもラインナップしています。
強気です。
ほか、カタログによれば
・低い細菌付着性
・白血球の殺菌効果の向上
・再感染率の低減
と、どうやら感染に強そうだ、ということです。
実感はありませんし、まだ周囲からその声は届きませんが、とてもありがたいことです。
TM Ardisケージ
HPはコチラから
本日のまとめ
決してディスってるわけではありません。
現にわたしは、頚椎前方はMecta Cのドームシェイプが大好きですし、幅が大きいことも気に入っております。
Mecta-Cに関しては、タンタルのマーカーが改善されたら、もっと嬉しいと思っているだけです!!
TMも、もう少しケージの前弯のサイズにバリエーションがあれば、もっと嬉しいですね。
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