カテゴリ:
スポンサードリンク

はじめに


けっこう、前の記事になります。

中下位頚椎の新しい後方固定法で、千葉大学のMaki Satoshi先生が、Paravertebral foramen screwというもの論文にされました。

これは頚椎後方固定術の一つの選択肢として、ぜったい覚えておこう、と思って記事にした次第です。




径4.5mmのスクリューはどこのメーカーなの?


そして、いざPVFSを打とうと思い、MedtronicのVertexを問い合わせたところ、

「径4.5でそのような短いスクリューは、ありませんよ?」

と。

あれ??おやおや??

と思って、備忘録の自分の記事を探してみたら、、、

な、なんと、記事の中には、肝心の径4.5のスクリューが明記されておりませんでした(汗)。

勝手にVertexと思い込んでいたようです。
そして、そのままお蔵入りしていたのに、最近気が付きました。

これはいけませんね。。。

探してみると、このサイズは、Depuy/SynthesのSynapseにありました。

カタログ見ると、、、細かすぎ、、、

まったく気がついておりませんでした。

ていうか、こんな細かい文字のページ、飛ばしちゃいますよ(言い訳)!
2018.12 J&J頚椎2.001


答えはDepuy/SynthesのSynapse


まったく、J and Jの担当の方はしっかり、営業をかけてくれないと!!

びっくりです。

径4.5mmのスクリューは、8mmからのラインナップではありませんか!!

すごいなあ、徹底してるなあ、と思いました。

径4.5mmは、外側塊が大きい人にも選択肢として上がりますが、外側塊破損が気になり、4.0を用いることが多いです。
PVSFに用いるには、やっぱり径4.5mmがよいだろうと勝手に思っています。

ちなみに、今回は、すでに頚椎固定手術後の発見だったので、Synapseの径4.5スクリューをPVSFで試用することは叶いませんでした。

Vertexで、無事に通常の椎弓根スクリューでの固定手術とあいなりましたので、プラン通りではありましたが、、、

本日のまとめ


中下位頚椎の後方固定の新しいスクリュー軌道である、PVSF; paraverttebral foramen screw。

これにはDepuy/SynthesのSynapseを用いるのがよいでしょう!

追記(2018/12/14)
ロバート・リード商会のSショットにも径4.5mmのポリアクシャルスクリューありました!
10mmから2mm刻みであります!

論文にあるように、LMS損傷後のsalvageとして、skipして固定範囲を延長する前にトライしてみてもよいかもしれません。
PVSF.001