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とぜん.001

はじめに


「無事に手術終わりましたよ!!
(けれども、不慣れな道具だったので、思ったとおりの100点満点の手術とはいきませんでした、、、)」

やっぱり手術には自分のベストを目指したいし、患者さんもベストを求めているはずです。

医師は、弘法筆を選べ!




「弘法筆を選ばず」と言いますが、医師には該当しないと思います。医師は常に最高のパフォーマンスが求められるため、可能な限りベストな状態を維持する必要があるからです。

医師に関しては「弘法筆を選ば」ずではなく、「弘法筆を選ぶ」べきだと考えています。インプラントメーカーからも、ベストな状態で治療に臨むための助力が欲しいところです

わたしも、手術に対しては、常に100点を出し切りたいので、インプラントには厳しい視点で評価するようにしています。
そして手術道具をいろいろ選定したり、改良点がないか常に模索しています。

異動して独立してからは、さらにその思いが強くなりました。


そうして、ケリソン、髄核鉗子、骨ノミ、剥離子など、すこしずつすこしずつ、自分の手技に合うものを取り揃えて、ようやく、自分の型におさまるような環境が整ってきました。

手術機器を揃えて、マネタイズできる!?


前置きがとても長くなってしまいましたが、本日の記事で一番伝えたかったこと。

それは、この、手術機器を取り揃えていく、といういわば外科医として当たり前の行為をマネタイズできる可能性があるということです。

道具を揃えるには、通常は施設に購入してもらいます。
つまり、自分の手術に設備投資してもらうわけです。

それなりに交渉術や実績が必要になってきます。

複数の科で必要なのであれば、共同戦線で購入しやすいです。
しかし、特有の科、しかも特殊な手術にだけ使用する、というものはなかなか購入してもらえないこともあると思います。

幸い、脊椎外科領域が獲得する診療報酬は非常に潤沢なので、施設交渉が破綻することはおそらくあまりないのではないかと推察します。

だからといって、鋼性小物類をどんどん購入してもらうのが得策になるのでしょうか。

結果、経営者側からとしては、
「それなりに道具を揃えたんだから、その分しっかり結果出すように働いてよね」
「これだけ投資しているんだから、返すまでは辞めるなんて許されないぞ」
みたいな、余計な負荷を己に招くだけ、ということはないでしょうか。

そんなとき、はっと思い出しました。
手術器械レンタル はじめました

s-pod先生のブログです。

ご自身の法人で購入し、レンタルしてマネタイズしているのです。

s-pod先生は非常に多核的なライフスタイルをお持ちでいらっしゃいます。
勤務医はそのライフスタイルの中のひとつという形態で、とてもとても勉強になります。
法人の仕組みや資産形成などにもとても強いので、わたしも意匠権で相談に乗っていただきました。
意匠権をとってみたい
(s-pod先生、ありがとうございました。
まだ結果は報告できておりませんが、手続きは無事に終了いたしました。
また追ってご報告いたします。)

本日のまとめ


ということで、道具を揃えてもらうよりも、この手術機器レンタルという形態をとってみるのも面白いのではないかと思い、施設に交渉したところ、権利を獲得することができました。

今後、わたしの方からも勤務医の皆さんによい報告ができれば幸いです。