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はじめに


BKPとインプラントとの併用禁忌が削除され、2年くらいが経過しています。

併用できるようになったことにより、骨粗鬆症性椎体骨折のMIS治療の選択肢として、
圧壊が強い、新AO Type B2のような椎体骨折に対して

BKP+PSF

という選択肢が生まれました。

BKP:Ballon kyphoplasty



PSF:pedicle screw fixation
は経皮的椎弓根スクリューによる制動固定術です。

治療の手応えの報告を拝見いたしましたので紹介いたします。

熊本医療センター 整形外科 田畑聖吾 先生
の臨床ケースレポートです。

日本エム・ディ・エムのパンフレットです。
スクリーンショット 2019-04-05 17.17.42

骨粗鬆症を伴う高齢者破裂骨折に対してBKP+PPS


骨粗鬆症を伴う高齢者破裂骨折に対して
1 above, 1 belowでBKP+PPSを施行しており、

BKPとPPSの併用は、低侵襲であり、固定範囲を短縮できる治療法として、選択肢の一つ

としています。

わたしはこれまで骨粗を伴う新AO Type B2の椎体骨折に対して2-2でHAブロックで椎体形成を行ってきましたが、けっこう限界を感じていました。

それでBKPを併用するようになった今でもPSFはまだ2-2で留めていました。

above 1、below 1も選択肢として考えてみよう。

田畑先生の報告には他に文献も提示されており、あわせて参考になります。
スクリーンショット 2019-04-05 17.17.11

本日のまとめ


PPSのさらなる技術革新によって、低侵襲治療はどんどん普及しているように感じます。

PPSを用いた治療は、単椎間病変から多椎間病変へ、退行変性疾患から外傷・感染・転移性椎体腫瘍・脊柱変形などさまざまな病態へ広がっています。

わたしも、BKPとPPSを組み合わせて治療することは骨粗鬆症性椎体骨折の選択肢の一つと考えており、大変勉強になりました。

パンフレットをご参照いただくには、ぜひ日本エム・ディ・エムに問い合わせてみてください。







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