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とぜん201903-.001

はじめに


わたしはマイスパインMC®を用いたCBTのファンです。



けっこう正確なんです。

勇気をもって硬い皮質骨に向かってドリルを打ち込んで下穴を作っていけます。

最近は骨粗鬆症症例の固定に対してもマイスパインMC®を用いてチャレンジしています。

CBTはXコア®との相性がとてもよいのではないだろうか


その中で感じたことは、
CBTはXコア®との相性がとてもよいのではないだろうか
ということです。

骨粗鬆症椎体骨折は成れの果てに偽関節となります。

骨片が脊柱管内や椎間孔内に飛び出して、遅発性神経障害を引き起こします。

圧潰した椎体に対して、どのように前方支柱再建を行うかは、脊椎外科世界での大きな課題です。

Xコア®を用いた前方椎体置換も前方再建の方法のひとつです。

Xコア®の難しいところは、フットプリントの角度を適切に決められない、というところです。

角度が合わなかったら、そのフットプリントの部分は必ず椎体内にめり込んでしまいます。



そんなときに後方の椎弓根スクリューがさらに落ち込まないように「受け」てくれます。

この「受け」に対して、CBTの軌道がとても相性がいいように思われました!

写真は、L4椎体圧潰に対して、Xコア®を用いて、後方はCBTならびに骨移植によるPLFを行っています。

まだ1M後ですが、なんか、とてもいい感じです。
とぜん201903-.001

本日のまとめ


まあ、Xコア下位の椎弓根スクリューを上終板に沿って打ちなさいよ、と言われればそれまでなんですが、、、(汗)

マイスパインMCでは、軌道を予め設計することができます。
そしてその軌道のテンプレートがあるおかげで、ストレスなく、設計図とおりにスクリューを刺入することができます。

なので、マイスパインMCを用いたCBTはXコアととても相性がよいなあ、と感想を持ちました。