頚椎椎弓根スクリューの刺入角度の測定ツールをひらめいた
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はじめに
後方椎体間固定術のレトラクターで意匠権を獲得することができました。
それ以来、手術に不便さを感じたときに、「これはチャンスなんだ」と思うようになりました。
「なにか、この不便さをうまいこと挽回できないかな、、、」
「ひらめけ!オレ!!(笑)」
などと常々思うようになりました(笑)
そう、そういえば意匠権を申請したんです。
— とぜんな脊椎外科医@四つ葉スパインクリニック (@yotsuba_spine) May 24, 2019
すっかり忘れていたんですが、、、
な、なんと、無事に意匠権を獲得することができました!!
嬉しい。https://t.co/0CeIKVUW4i https://t.co/k5g4Y61gMk
最近もっとも不便さを感じたことは、他院での頚椎の後方固定の応援に伺ったときでした。
アウェーは勝手が通じない
とにかくいろいろな反省点がありますが、、、
やっぱり完全アウェーだと、いつもの勝手がまったく通じません。
しかし、病態からはできることなら椎弓根スクリューでの固定が望ましい状況でした。
わたしもそんなに絶対の自信を持って椎弓根スクリューを刺入することはできないのですが、わたしなりのもっとも大事なポイントとしては、
①刺入点
②刺入角度
に徹底的にこだわること
だと思います。
頚椎椎弓根スクリューの術前の計画https://t.co/0KmidQyxgO
— とぜんな脊椎外科医@四つ葉スパインクリニック (@yotsuba_spine) March 14, 2018
刺入点には、Pedicle axis viewがたいへん有効
刺入点を決めるには、湯川泰紹先生のPedicle axis viewがたいへん有効です。
先日、AOバンコクでのキャダバーで勉強してきました。
海外の講師も正確な刺入点を決めるのに、湯川泰紹先生のviewを絶賛していました。
刺入角度にはSプローブがたいへん有効
適切な刺入角度を得るためにはSプローブ(ロバート・リード商会)がたいへん有効です。
至適な刺入角度をあわせることで、側面、正面、深さの3拍子の情報がそろった、まさに頚椎椎弓根スクリュー刺入に特化したプローブです。
頚椎椎弓根スクリュー刺入時に俊逸すぎるプローブを紹介します。
— とぜんな脊椎外科医@四つ葉スパインクリニック (@yotsuba_spine) April 13, 2019
Sプローブ。
このプローブは、ほんとに俊逸です。
このアイデアはぜったいに真似できないでしょう。https://t.co/YWG9xhsVqF
緊急時やアウェーではこれらが思うように使えない
緊急時であったり、アウェーであったりすると、このような勝手が通じない状況になります。
そして、今回はたまたま緊急とアウェーが重なってしまい、如何ともし難いシチュエーションでした。
自分用になにか補助グッズがあればいいなあ、と思って、ごちゃごちゃ自分なりに考えてみたところ、、、
ひらめきました!
形にできるかどうかわかりませんが、そのときに立ち会ってくれたZ社が協力してくれそう。
本日のまとめ
ピンチをチャンスに。
不便さを新しいアイデアで乗り切りたい。
まだまだアイデアだけで、一歩も踏み出していない状況なので、今回の記事では説明できませんが、世の中の役にたてるような道具ができたら嬉しいなあと思います。
「意匠権」
— とぜんな脊椎外科医@四つ葉スパインクリニック (@yotsuba_spine) May 11, 2019
製品や商品のデザインについて独占権を認める制度。
自分のアイデアで外科医として貢献できるかもしれないです。
そして、そのアイデアがさらに副業化につながれば、仕事に対するモチベーションにもつながりますよね!https://t.co/LhwIBEkjyF
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