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とぜん201903-.001

はじめに


後方椎体間固定術のレトラクターで意匠権を獲得することができました。

それ以来、手術に不便さを感じたときに、「これはチャンスなんだ」と思うようになりました。

「なにか、この不便さをうまいこと挽回できないかな、、、」
「ひらめけ!オレ!!(笑)」
などと常々思うようになりました(笑)



最近もっとも不便さを感じたことは、他院での頚椎の後方固定の応援に伺ったときでした。

アウェーは勝手が通じない


とにかくいろいろな反省点がありますが、、、
やっぱり完全アウェーだと、いつもの勝手がまったく通じません。

しかし、病態からはできることなら椎弓根スクリューでの固定が望ましい状況でした。

わたしもそんなに絶対の自信を持って椎弓根スクリューを刺入することはできないのですが、わたしなりのもっとも大事なポイントとしては、

①刺入点
②刺入角度
に徹底的にこだわること


だと思います。



刺入点には、Pedicle axis viewがたいへん有効


刺入点を決めるには、湯川泰紹先生のPedicle axis viewがたいへん有効です。

スクリーンショット 2019-08-10 5.30.33


2016.11ニューロスパイン2.001


先日、AOバンコクでのキャダバーで勉強してきました。
海外の講師も正確な刺入点を決めるのに、湯川泰紹先生のviewを絶賛していました。

刺入角度にはSプローブがたいへん有効


適切な刺入角度を得るためにはSプローブ(ロバート・リード商会)がたいへん有効です。

至適な刺入角度をあわせることで、側面、正面、深さの3拍子の情報がそろった、まさに頚椎椎弓根スクリュー刺入に特化したプローブです。



緊急時やアウェーではこれらが思うように使えない


緊急時であったり、アウェーであったりすると、このような勝手が通じない状況になります。

そして、今回はたまたま緊急とアウェーが重なってしまい、如何ともし難いシチュエーションでした。

自分用になにか補助グッズがあればいいなあ、と思って、ごちゃごちゃ自分なりに考えてみたところ、、、

ひらめきました!

形にできるかどうかわかりませんが、そのときに立ち会ってくれたZ社が協力してくれそう。

本日のまとめ


ピンチをチャンスに。

不便さを新しいアイデアで乗り切りたい。

まだまだアイデアだけで、一歩も踏み出していない状況なので、今回の記事では説明できませんが、世の中の役にたてるような道具ができたら嬉しいなあと思います。