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とぜん201903-.001

はじめに


場末の病院でおひとりさま診療をはじめて3年近くになります。

ひとつひとつ課題をクリアして、いろいろな体制がちょっとずつ整っていき、仕事が回るようになってきたのを実感しています。

いまの検討材料は電動ボーンミルです。

手動ボーンミルはとても疲れる


最初は、インプラント業者に手動ボーンミルを持ってきてもらって、直介Nsに作成をお願いしていました。
これがけっこう切れ味がするどくない。というか悪い。

一生懸命がんばらないと、骨が粉砕できません。

けっこう疲弊してしまうんですね。

とくに直介が女性ですと、有意に嫌がられます。

「とぜん先生、ムリ。お願い!」

するとわたしは、終板を処理したい気持ちを抑えて、いったん骨の粉砕作業に挑むのです。

そんな中、ストライカー社が、なんと、電動ボーンミルを持ってきてくれました。

とてもありがたい出来事でした。

トライタニウム®。

わたしが好んで用いているケージで、ストライカー社製品です。

そして、この電動ボーンミルが大変好評で、
Ns「ケージは当然トライタニウム(電動ボーンミルつき)でお願いします」
という暗黙のルールがNsの間で、できているように感じざるを得ません。

そうなると他社のケージを使用しにくくなっちゃいますよね、、、
(ストライカーの作戦?)

ケージは他社なのに電動ボーンミルだけ貸してっていうのも、、、

なので、電動ボーンミルだけ、なんとかならないかな、、、と思っていたら。

ふだん使っているマイダスレックスに附属しているではありませんか。

これはぜひ使用させてもらおうと、メドトロニック相談したところ、コストを説明されました。

実は、けっこうなコストが発生していた


そして、メドトロニックの返事です。

ボーンミル、年間契約を結ぶことで月8,000円✕12カ月=96,000円。
そしてブレードは症例ごとのディスポーザブルのもの。
ブレード1個29,000円になります。


たかっ!!
ここまでコストがかかることは正直知らなかったです。

もしかしてストライカーは??

尋ねてみたら、一回のレンタル3000円+ブレードの定価30,000円とのことでした。

浅はかでした、わたし、、、

電動ボーンミル使用には、けっこうなコストがかかっていたのです。

決して、「トライタニウムいつも使ってくれてありがとう」、的なことではなかったようです!笑
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本日のまとめ


このコストで、どうしてお咎めなしなのでしょうか??

むしろ、お咎めあるまでは、もしかしてこの体制でいけるのか??

ということで、電動ボーンミル、調べてみたら、医療機器分類ではクラス1です。

ということは、
「マイダスレックスの電動ボーンミルをレンタル契約して、病院に貸与。
ブレードをまとめて購入することで納入価を抑えて、使用」
なんてこともできるのかも?

PLIF/TLIFにインセンティブ発生か?