頚椎椎弓根スクリューヘッド取り付けのクロスリンクのサイズ誤差
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はじめに
頚椎後方固定のスクリュー方法では、CPSが最強であることは間違いありません。
頚椎後方固定をしなければならない骨質不良症例があり、CPSで挑みました。
瞬間のわたしの心拍数はきっと140くらいになっていたと思います。
ほんと、怖くて仕方ない、、、
ところで、頚椎の固定では、クロスリンクはどうされますか?
わたしは、基本的にはクロスリンクは入れたい派です。
CPSでのクロスリンクの大きさ
CPSの場合、左右の刺入点の距離は40-45mm程度に測定されることが多いです。
なので、クロスリンクの幅は広くなります。
ただ、外側塊が小さいと、スクリューヘッド間にクロスリンクを入れるだけのスペースがなく、入れられないことが多いです。
このような場合は、すこしバルキーですが、スクリューヘッドに取り付けて、セットスクリューで締め込むタイプのクロスリンクがあります。
刺入点が40-45mmなので、だいたいそのサイズで収まるはずです。
頚椎椎弓根スクリューヘッド取り付けのクロスリンクのサイズ誤差
スクリューヘッド取り付けのクロスリンクを使用する場合、ロッドに対して、セットスクリューで本締めしていない状態です。
なので内から外側に広がる測定器具ではスクリューが外側に首を振って、大きいサイズで測定されてしまいます。
今回のキャリパーは、そのような器具でした。
測定したところ、50mmとなりました。
ちなみに、スクリュー刺入点の作図は41mmでした。
なので、40-50mmの幅、と説明したつもりでしたが、そのサイズは規格外と言われてしまって、クロスリンクを入れ損なってしまいました。
(おかしいな、いつもと変わらないんだけどな、、、無いってことあるのか?)
責任者に問い合わせたら、実際は、44mmのコネクターは発注してあったそうです。
本日のまとめ
頚椎にクロスリンク不要論もありますが、わたしは入れておきたい派です。
スクリューヘッドでおさめるクロスリンクの場合、サイズ選択の測定のときは、まだロッドがセットスクリューで締められているわけではありません。
なので、左右のロッド間距離を測定するのに、器具によっては誤差が生じてしまいます。
初回の使用だったので、わたしもクロスリンクの大きさにもしっかりアンテナを張っておくべきでした。。。
初回使用では、お互いの理解にズレが生じないようにしなければ、、、
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