MySpine S2AIのガイドが俊逸すぎました
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はじめに
2020年8月17日に「祝!!MySpineS2AIが薬事承認」の記事を投稿しました。

ぜったい便利、超絶便利だと思います、とかなりの期待を寄せておりました。
実際に使用する機会を得ましたので、報告いたします。
はっきりいって、俊逸すぎました!!
tear dropのど真ん中だった
初回でしたので、それなりに展開したのですが、実際は「おもったほど展開しなくてもよかった」というのが感想でした。
わたしは通常、SAIを打つときはtear drop像を確認しながら行っています。
今回もガイドがうまくフィッティングしないときに備えて、術前にtear dropを確認して手術に望みました。
ガイドを乗っけてみると、ピタリと収まりました。
仙骨は腰椎の椎間関節と違って変形があんまりないことが要因と思われます。
4cmくらい下穴をほって、仙腸関節にいくかいかないかくらいでいったんガイドにフィーラーを差し込んで、tear dropで確認することにしました。
するとどうでしょう!!
フィーラーの先端が、tear dropのど真ん中にあるではありませんか!!

久しぶりに鳥肌ものの感動を覚えました。
SAIスクリューを刺入してロッド連結も一直線にいきました!
期待以上で、俊逸すぎました!!
ただ、メダクタには中空のSAIスクリューがないため、ジョンジョンのエクスペディウムを使いました。
そこは、メダクタ、がんばってください!!笑

SAIガイド作成のためのポイント
ガイドの作成のために大事だと感じたことを自分なりにまとめます。
①S1は外から内に向かう軌道でテンプレートを作成すると、どうしても腸骨で筋肉が外側に展開できず、邪魔になってしまい、ガイドのフィッティングがかなり難しくなってしまうので、sagittalでの軌道はPESにして上に抜き、axialでの軌道は、まっすぐかやや内から外にむかう軌道でテンプレートを作成するほうが良さそうです。
もちろん、S1は血管の存在を十分ケアしてプランニングをたてないといけません。
②あと、ロッドが連結しやすいよう、SAIのヘッドと腰椎スクリュー、S1スクリューのヘッドの位置を一直線になるようにプランニングします。
③そして、S1のヘッドとSAIのヘッドが干渉しないように、刺入点にゆとりをもたすようにプランニングする、
ということが大事だと思いました。
本日のまとめ
テクノロジーの進歩は凄まじいものがありますね。
SAIとPES、CBTは相性がとてもいいように思われます。
これまで何度もtear dropを確認しながらフリーハンドで打っていたSAIですが、これからはテンプレートで方向が正しいことが確認されれば、何度も何度も透視で確認することが要らなくなりますね。
いやあ、それにしても俊逸でした。
この技術のおかげでSAIをより確実に刺入できるようになったと思いました!
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