支援されたい人、支援されたい組織にならなきゃ
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はじめに
週末なので脊椎診療を離れて、とぜんな雑感です。
クラウドファンディングについてです。
コロナ禍は生活のルールを強引に捻じ曲げて、皆さんの交流を奪い取りました。
人との行き来が閉ざされて、対面での交流がなくなりました。
飲食店やイベント、観光業は悲鳴を上げております。
わたしたち医療従事者もクラスターにより医業を停止せざるを得なくなりました。
その間、支援の輪がどんどん広がっていきました。
わたしの施設でもたくさんの励ましのお言葉や物資を頂き、心救われました。
今やクラウドファンディングというネット上のプラットフォームを用いて、
・支援を必要としている人と、
・支援したい人
とのマッチングができるのですね。
街角やイベント集会場での募金活動では限られた場所での支援しか得られませんが、ネットであれば、全国から支援を募ることができます。
コロナ禍のなか、素晴らしいシステムだなあと感じました。
コロナ禍で、クラウドファンディングの需要が伸びている
購入型(寄付型含む)クラウドファンディング支援額での上半期比較を参照すると、
2019年1月-6月で77億円だったのが、
2020年1月-6月で223億です。
伸び率すごいですね。

現在、第3波の感染拡大中で、ついに緊急事態宣言が出されました。
今後さらにクラウドファンディングを用いた支援の輪が広がっていきそうです。
「福岡青洲会病院にエールを」クラファン成立!!
そんな雑感を思うなか、嬉しいニュースが届きました。

九州の福岡県の糟屋郡町長会が立ち上げたREADYFORで立ち上げたクラウドファンディング、
「福岡青洲会病院にエールを:コロナと闘ってくれて、ありがとう」
が見事に成立したというお知らせです。
しかも、最初の目標額は500万円だったのですが、支援がひろがり、公開からわずか2週間あまりで達成され、目標額を1000万円に再設定したところ、無事に成立されたというものでした。
支援者の応援コメントを拝読いたしますと、いかに青洲会病院が地域から応援されているかがわかり、同じ医療者として、大きな感動と勇気をいただくことができます。
自分は支援されたい人、支援されたい組織か!?
この青洲会病院のクラファンは、いわゆる購入型・寄付型と呼ばれるものです。
「支援者からの応援」というかたちであるため、支援されたい人あるいは支援されたい組織かどうか、ということが成立の一番の要素と思います。
購入型・寄付型は、これまで築いた信用とか信頼とか目に見えないところが、具体的な支援というかたちで見える化していると感じます。
今のような世紀の大災害のさなか、クラファンで個人から支援いただくためには、積み重ねた徳とか、信頼とかが大事になりそうですね。
本日のまとめ
クラウドファンディングで1000万円達成というお知らせを受けてとてもうれしく感じました。
と同時に、わたしやわたしの施設も皆様にご支援いただける人・組織かどうか、、、
これまでの生き様が反映されますね、、、
お互い助け合える優しい世の中、、、
苦しい時代だからこそ、信頼されあうコミュニティーつくりが大事ですね。
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