メダクタ社の愛あるサポートに感謝
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はじめに
オンライン、オフラインで公言しているように、わたしはMySpine MCの大ファンです。
本日の記事は、完全にメダクタの回し者のような内容です。
メダクタ社の愛がほんとすごいので記事にあげずにはいられない、といった心境なんです。
メダクタ日本法人の皆さまがマネージしてくださり、スイスのエンジニアチームがわざわざZoomで直接ヒアリングをしてくれたんですね。
こんなしょうもない場末のイチ医者に対して、、、
ほんと感謝感激です。
さっそく報告したいと思います。
使用し続けて感じた問題点
ファンを公言している以上、症例を選別せずに、変性すべりにも、ラミネク後の症例にも、DISHの症例にも使用し続けてきました。
どのような症例に限界があるのか、知りたいからです。
自分なりに感じた大きな問題点は2つあります。
①ひとつは刺入点の位置にもよりますが、下関節突起の多くが除去されたモデルが送られてくることがある。
低侵襲といっておきながら、将来の隣接椎間に対する問題が懸念されます。
②もうひとつは変性がつよいとき、骨棘を除去されたモデルが送られてくるが、実際の術野で、どの部分を処理したものかがわからず、フィットさせることができないことがある。
結果的に、術中の判断でテンプレートに固執せず、テンプレートを諦めて、次の手段でリカバリーを打つことが必要になってきます。
となるとこれまでの時間や被爆時間はまったく無駄になり、最初からテンプレート使用しないプランのほうがよかった、ということになってしまいます。
ヒアリングで話し合ったこと
①ひとつは刺入点の位置にもよりますが、下関節突起の多くが除去されたモデルが送られてくることがある。
に対して。
なるべく下関節突起を切除したくないので、最近はスクリューの内外側の振り角、上下側の振り角を大きくして、刺入点をより内側、より下側になるように設定していました。
ただ、そうすると外抜けも怖いし、長くて太いスクリューが選びにくくなってしまいます。
スイスのエンジニアも急にオーダーの癖が変わったことに気がついておられました。
なので、下関節突起掘削の問題が術者としてはどうしても気になることを伝えました。
刺入点によらず、なるべく下関節突起を保護するようなテンプレートづくりにトライしてくださることになりました。
②もうひとつは変性がつよいとき、骨棘を除去されたモデルが送られてくるが、どの部分を処理したものかがわからず、フィットさせることができないことがある。
に対して。
テンプレート作成のプログラミングときに、輪郭を形成して、その枠外のosteophyteと判断されたものが除去されるそうです。

骨棘の除去が必要だった症例はそのときのテンプレートの輪郭の画像と、処理した部分を色付けした3D画像を添付してもらえるようになりました。
これらの画像は術野でのフィッティングにとても参考になると思います。
そしてズームでのミーティングのあとの心温まるメール。

本日のまとめ
わたしはMySpineのファンであるので、症例の変性が大きくて手術が困る症例にこそ、患者適合型テンプレートに活路があってほしいと願っています。
しかし、まだまだ発展途上の技術。
現状での改善点を話し合うことができて、とても建設的でした。
わたしのような場末のイチユーザーのために話し合いを持っていただき感謝しています。
このようなサポート体制に信頼を覚えます。
ということで、安心してMySpineユーザーになってください。
完全にメダクタの営業になってますね(笑)
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