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はじめに


週末なので脊椎診療を離れて、とぜんな雑感です。

学校ではおカネについて教えてくれません。

そのまま医学部に入り、医者になって突然社会生活開始、、、

医業の修練にフルコミットすることで、お金についての勉強はさらにさらに縁遠くなってしまいます。

むしろ医局でおカネの話をしようものなら銭ゲバ扱いされますよね(汗)

医局に身を捧げる集団を作ることで、教授階級のヒエラルキーが成り立っているのでしょうか?

そんななか、部長に節税について尋ねられました。

オフラインでの身近で節税の話になったのは正直初めてで、感慨深い出来事です。

わたしの銭ゲバライフのニオイがにじみ出ているのでしょうか。。。

過去に「楽天経済圏に生きるわたし」というタイトルで地方研究会のあとに裏研究会を行ったこともあるこのわたしめが、今回、部長相手に「確定申告(初心者マーク)」についてプレゼンします。

本日の記事は、そのプレゼンスライド下書き用です笑。

確定申告の左の欄を埋めよう


節税について聞かれた、と言っても、わたしなんかはまだ経済的自由を手に入れたわけではありませんし、まだまだ勉強中の身でありますから、そんな大それたことは言えないです。

ただ、無駄??に支払っている税金があるなら、しっかり手続きして税制を味方につけて取り返したほうがいいです。

まずは確定申告の左側の欄を埋めれるものはないか?と生活を整えていくことだと思います。

具体的には
⑦小規模企業共済等掛金控除
⑭扶養控除
⑱医療費控除
⑲寄付金控除

などでしょうか。

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⑦小規模企業共済等掛金控除
年間276,000円、すでに貯金しっぱなしになって動かさない凍結貯金がありますか?

それならiDeCoを始めることで節税になります。

ここ⑦に記載するのがiDeCoです。

個人型確定拠出年金Individual-type Defined Contribution pension plan)の略。

掛け金の全額が所得控除になります。
部長の年俸が例えば2,000万円で所得税率が33%なら、最大23,000円/月の掛け金で、276,000円が所得から控除されます。
シミュレーターによると、年間118,680円の節税になる計算になります。
iDeCoはあくまで年金なので、60歳まで続けることになるので、それまでの年数分の額が節税になります。

そして、資産運用するので、配当が生じますが、配当についても税金はかかりません。

年金なので、途中で現金には変えられず資産が拘束されますが、年間276,000円なんで、すでに貯金しっぱなしになって動かさない凍結貯金があるなら、それをiDeCoで運用してもらったらいいと思います。

法人成りする事業があれば、小規模企業共済を始めるとiDeCo以上の破壊力がありますが、それはまた別の機会に。

⑭扶養控除
年間所得が48万円以下のご両親に仕送りしていませんか?
それなら⑭を埋めることで控除を得ることができます。

扶養控除は、今年から年間合計所得金額が38万円から48万円に引き上げられているようです。

ご両親など親族の方に仕送りしていませんか?
年間所得が48万円以下など個々の条件がありますが、満たしていれば控除を受けられます。

税理士さんに確認してみてください。

⑱医療費控除
年間で10万円を超える医療費を支払っていませんか?
ちなみに国税庁の解釈では、急を要する場合や、電車、バス等の利用ができない場合などで利用したタクシーな料金なども、その全額が医療費控除の対象となります。

⑱を埋めることで控除を得ることができます。

年間で10万円を超える医療費を支払っていたら、その超えた部分が所得控除されます。

なので医療受診に関わった領収書をしっかり保管しておかなければならないです。

⑲寄付金控除
ふるさと納税ですね。
控除上限額内の2,000円を越える部分について、税金が控除されます。

ふるさと納税はやらない理由が見当たりません。

実はわたし、上限の計算がよくわかりません。
・控除の対象となる納税額は、総所得金額等の40%が上限
・個人住民税の所得割額の2割
など記載されております。
ふるさと納税の各社サイトでだいたいシミュレーションできるようになってます。

上限以上支払わないように注意です。

とぜん家では、お米や肉、トイレットペーパーなど、日常生活必要品をふるさと納税で賄って生活費を削減しています。

特定支出控除について


次は経費です。

部長は勤務医で給与所得者なので、経費は給与所得控除でざっくり定められています。

が、諸学会の年会費や諸雑誌などもあり、収まるわけがありません。

給与所得者用に特定支出控除というものがあります。

特定支出控除を受けるためには、まず国税庁のホームページから、特定支出ごとの証明書をダウンロードして、病院に経費として認めてもらうのです。

病院に認めてもらうことはハードルが高いように思えますが、部長ならイケルかもしれません。

ガンバッテください。

それから、雑所得の範囲内であれば経費にすることができます。

講演や執筆など、雑所得の解釈とそれにまつわる経費の解釈について税理士さんに相談していれば安心です。

雑所得分だけでも経費化できれば課税所得を減らすことができます。

なんだかんだで固定費見直しがまず一番に優先されること


でもつまらない話になってしまいますが、節税とかいう前にやっぱり自身の固定費などの見直しが最初ではないかと思っています。

たとえばスマホの通話料金生命保険

わたしは楽天モバイルなので、docomoの新プランahamoへの移行手続きがどうなっているのか詳しくは知りませんが、わたしたち夫婦は楽天モバイルunlimitプランで、ともに契約1年間が無料です。

生命保険も過度に入らないよう注意が必要です。

本日のまとめ


これで部長へのプレゼンの下書きができました笑。

とはいえ、結論を言うと、整形外科医のブログを何周もするということでしょう。

さらに著書である「医師の経済的自由」を読みましょう。

そして、勤務医のあなたが開業医並みの収入を得て富裕層に到達する方法!
を読みましょう、ということですね。

さて、わたしは、令和元年に事業を法人化して、個人事業時代に不安を覚えながらやっていた税関連を、税理士さんにアウトソーシングしました。

時間が大いに節約できるようになったことと、絶対的な安心感を得ました。

そして、令和2年には最強に節税のひとつ、小規模企業共済を始めることができました。

→→部長、iDeCoの手続き始めたそうです。