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はじめに


骨粗鬆症の治療では、加齢との戦いのため止め時がなかなか来ません。

なので、骨粗の治療に介入すると、外来でどんどん骨粗治療が蓄積されていってしまいます。

場末の救急病院では、救急搬送されてきた椎体骨折患者の治療で精一杯です。

骨粗鬆症治療に十分に時間をかけられない、というところが実情ではあります。

再骨折予防のため骨粗治療介入したあと、地域のかかりつけ医と連携し治療継続いただくことはできないのでしょうか?

MRさんの動きにより地域医療連携のマドが開いた


そのような気持ちをMRさんに吐露したら、MRさんが近隣の開業医の面談のときに、ヒアリングしてくれました。

すると、全然ウェルカムのようですよ、と返事をいただきました。

ありがたいことです。

今回のことがきっかけで、地域の開業の先生がた有志で集まる会が発足しました。

●骨粗加療継続の指示があれば、引き継ぐのは当然ですよ。

本当にありがたいことです。
テンプレートを作って、医師によって内容がばらつかないようにしようと思います。

●内科整形外科だけでなく歯科連携はどうしましょうか

開業医の先生がたに紹介する際に、医科歯科連携確立のため、かかりつけ歯科医師へも同時に紹介状を作成します。
かかりつけ歯科医がいない場合は口腔ケア依頼として紹介状を作成します。
歯科医師からのお問い合わせは当院で対応できるよう、お問い合わせの返書のテンプレートも作成します。

●最近の手術のトレンドについて勉強会をお願いします。

ありがたいことです。
ぜひ開催しましょう。

●紹介した患者が回復期病院へ転院したあとのことがわからない。
転院しましたという報告はあっても、転院後にどうなったかがわからない、むしろ戻ってこないということでした。

転院先への紹介状に紹介元先生の情報を明記して、転院先から退院するときに紹介元先生へも情報提供をお願いするようにします。
患者さんや家族にも紹介いただいた先生への受診を説明しておきます。

など、有意義な会合を開くことができました。

そして、今回のような、とても前向き、建設的なよい会で、本音でざっくばらんに語りあう機会があるのは嬉しい、ということで、半年に1回くらい開きましょう、ともなりました。

本日のまとめ


ようやくですが、わたしの地域でも骨粗鬆症連携の枠づくりができそうです。

ありがたいことです。

地域でなんとか再骨折を予防し、健康寿命の伸延に貢献したいですね!

そしてIOFのcapture the fractureのプログラムでゴールドメダルを頂きたいものです笑
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