ナビゲーションがほしいけどO-armかCios Spinか?
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はじめに
先日、Cios Spinとブレイン・ラボのナビでの手術を見学する機会を得ました。
・・・すごかった。
なんて便利なのでしょう、、、
これまでナビはO-armに偏っていたのですが、意識が変わりました。
ナビは高額なので、購入を諦め、ナビに頼らずとも可能な技術向上を目指して参りました。
でも、やっぱり、ナビゲーションは必要と思いました。
手術の完成度が遥かに上がることは間違いなしです、、、
ナビ、ほしい、、、
いろいろなインプラント業者にナビについてたずねてみると
現状では、
「O-arm」 VS 「Cios Spin」
といった構図のようです。
それぞれの違いについて、とぜんの独断偏見でまとめてみます。
O-armのよいとこ・わるいとこ
O-armは機種が更新され、現在はO-arm 2です。
白が基調で、青のイルミネーションがかっこいい。
ガンダム世代にはたまらないものがあります。
O-armの素晴らしさは画像の精度だけではありません。
最大のメリットは、StealthStation S8との連動で、周辺器具までもがナビ下と連動してしまったことです。
メドトロニックがPRする、シームレスな結合。
「200を超えるStealthナビゲーション専用インストゥルメントおよびインプラントとシームレスに統合できます。メドトロニックの豊富なラインアップには、経皮的穿刺ニードル、Stealth-Midas™ハイスピードドリル、脊椎インプラント留置用のドライバーやインサーターなどがあります。」
そして、このステルスマイダスが超一級品だと考えています(とぜんは未体験)。
頚椎のペディクルスクリュー刺入時の骨孔の作成、前方OPLL掘削、あるいはOYL掘削、、、
ほかにもケージのインサーターが連動することで、OLIFで反対側の椎間孔部にケージが入ってしまう心配がなくなるでしょうし、T2 Stratosphereを適切に設置できることが可能となるでしょう。
これらの恩恵を享受できる機会はたくさんとは言えませんが、その恩恵の大きさは絶大なんです。
悪いところといえば、重すぎる、大きすぎる、でしょう。
あとから施設に導入するにあたり、オペ室が重量の基準を満たしているのか、オペ室まで搬入できるのか、置き場はあるのか、といった問題が生じます。
使用しないときのお荷物感は半端ないと思います。
大きいので、オペ室を自由に行ったり来たりできる代物ではありません。
導線に気を使う必要があります。
あと、当然、値段の問題があります。
O-arm単独では、足りないのです。
StealthStation S8との連動があってこそ素晴らしさを享受できるのです。
これらを揃えるといったいいくらかかるんでしょうか。。。
S8を購入すると、その後もれなくドリルからインプラントまで、周辺機器含むすべてをメドトロニックで統一しないといけません。
Cios Spinのよいとこ・わるいとこ
一方でCios Spinはどうでしょう?
O armが大きいことに対して、Cios Spinは大きめのCアームという体です。
O armと異なり、ナビで使用しないときはCアームとして使用できます。
つまり、ナビを使用しない通常の手術で脊椎手術に限らずとも、Cアームとして使用も可能なので、汎用性がとても大きいのが特徴です。
オペ室の行き来もO armより導線を気にせず移動しやすいです。
最大の弱点はステルスマイダスのような連動ができないことです。
他社ハイスピードドリルなどにアタッチメントをつけて、ナビと連動させることはできそうな気がしますが、、、
ブレイン・ラボと連携することで、可能っぽいのですが、わたしがあまり詳しくないので、造詣の深い方がおられましたら、ぜひ、ご教示ください。
しかしこの場合も、Cios spinだけでなくブレイン・ラボのナビと連動させないといけないので、値段が億超えのようです、、、
ハイスピードドリルとの連動が、ステルスマイダスと同じくらい精密かどうかはわからないです。
本日のまとめ
ナビがあることで、難度が高い手術や、細かい除圧局面でのストレスが大幅に減る上、手術成績の向上も図れることでしょう。
購入を検討していますが、値段が億超えですよね。
どうしたものか、、、
いや、購入ありきなんで、どっちがいいものか、、、
ステルスマイダスはここ数年の脊椎器具では史上最高の発明品だと思うんですが、Ciosの汎用性も捨てがたい、、、
ただ値段も大きい、、、
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