VBS、バルーンの長さ表(とぜん調べ)を若干校正
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はじめに
VBSの症例が蓄積されてきました。
すこしだけ講演する機会を得ましたので、VBSとKyphon、KMCのバルーンの違いについて若干校正しました。

拡張前→拡張後
としたほうが見やすいかな、と。
VBSのバルーン、やっぱり長く感じまられますね。
Sサイズのみで、いまだMサイズに手を出せません。
PMMAの漏れがすくない
VBSの実感として、4−8週程度経過しているような症例でも骨セメントが漏れることが少ないように思います。
4−8週程度経過していると、ところどころに骨硬化像が存在しています。
このような症例ではBKPではバルーンはあまり形よく膨らみませんし、セメントが隙間に流れていってしまいます。
漏れてしまうと、それ以上骨セメントを充填できないので、手技終了、となることが多かったです。
対して、VBSでは、ステントがだいたいの形になったら最大サイズ膨らまなせくても良しとして、セメントをそっと充填していけば、ほとんど隙間にもれることなくステント内にとどまってくれます。
まだ治療開始して日数が浅いので、周囲がしっかり骨硬化していくかどうかはわかりませんが、BKPより安定しているような印象を受けます。
本日のまとめ
VBS、たしかにBKPより椎体の整復効果に優れて、かつ維持されているように実感しています。
BKPのように、セメントが充填できなかった海綿骨部分の圧潰が進行していくこともいまのところあまり経験されません。
慎重に経過をみていきたいと思います。
シングルルーメンのため、バルーンの扱いにいくつも手間がかかるのが、ほんと煩わしいですが、、、
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