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カテゴリ:強直性脊椎病変

DEPS打つときの設計の仕方を習いましたので共有します!

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2021とぜん.001

はじめに


DEPS、トライするんですが、なかなか理想通りの軌道にいかず、悩んでいます。

皮膚切開が思ったより上だったり、下だったり。

Doubleどころか、single、さらにはsingleすら貫かないナンチャッテになってしまうことが多々あって、悩んでおりました。

DEPSは、double endplates penetrating screw techniqueを略したもので、久我山病院竹内拓海先生の講演を聞き、衝撃を受けました。



どのように打てばいいのかな、と悩んでいたおり、

オンオフともにご交流頂いている敬愛するts2611先生に術前イメージの皮膚マーキングをご教授いただきました。

備忘録として記事に載せることにもご厚意で許可いただきましたので、まとめます。

終板貫通軌道はナンチャッテに終わってしまった

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とぜん201903-.001

はじめに


終板貫通軌道に注目していました。

久我山病院竹内拓海先生の講演を聞いて、これはいいな、思った次第です。

長いスクリューを用いて、刺入椎体の上終板を貫き、さらに上位椎体の下終板まで貫いて、2つの椎体にまたがるようにスクリューを打ちます。

これにより、複数の皮質骨層を貫通することで、スクリューに強いトルクがうまれ、安定性が増します。

・・・といいつつ、わたしはてっきり上の終板を貫く、もしくは下の終板を貫くものとばかり思っていたのですね。。。

よくよく調べてみると、どうやら勘違いで、隣接の椎体にまで貫通するんです(汗)
スクリーンショット 2019-04-06 10.55.59


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はじめに


救急病院に勤めていると
DISH:diffuse idiopathic skeletal hyperostosis
びまん性特発性脊椎骨増殖症

に伴う骨折に比較的多く遭遇します。

DISHは容易に骨折してしまう


脊椎が強直椎となってしまうため、
一見、骨は強そうです。

しかし実際は骨廃用のため、軽度の衝撃でポキっと折れてしまいます。

強直性脊椎骨増殖症の後方アプローチは体位が重要

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はじめに


ASHの後方アプローチでは術中の体位が非常に重要です。

ASHとは、
強直性脊椎骨増殖症(ASH:ankylosing spinal hyperostosis)
靭帯が骨化して竹の節のように脊椎が連続して固まっていく病態です。

1950年にForestierにより報告されました。

耳鼻科領域ではForestier病として嚥下障害をきたす疾患として捉えられています。

教科書的な表現を用いると、
前縦靭帯を中心に脊柱靭帯のびまん性の連続した骨化を伴って脊椎が強直に至る病態
です。

基本的に,無症状で経過します.

加齢に伴う非炎症性変化で,高齢の男性に多く,
2型糖尿病や肥満症などの内分泌系疾患の関与や生活習慣との関連性が示唆されております。

昨今の高齢化社会を反映して確実に増加傾向にあります。

強直性脊椎骨増殖症(ASH)と強直性脊椎炎(AS)の違い

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はじめに


強直脊椎をご存知でしょうか?

強直とは、普段聞き慣れない言葉です。

Wikipediaによれば、
強直(きょうちょく、ankylosis、anchylosis)とは関節部の骨および軟骨の変形や癒着が原因でおこる関節可動域制限のことである。硬直は筋肉が硬くなることであり、強直性脊椎炎、顎関節強直症、舌小帯強直症、筋強直性ジストロフィー等に用いられる。
とあります。

強直脊椎とは、脊椎と椎間板が連続して骨化してしまった状態です。
レントゲンやCT上、脊柱があたかも竹の節のように映るため、bamboo spineなどとも称されます。

骨化しているため本来の脊柱のしなやかな動きがなくなって、一本の柱のようになってしまいます。

原因として、
強直性脊椎骨増殖症(ASH: ankylosing spinal hyperostosis)
強直性脊椎炎(AS: ankylosing spondylitis)
があります。
混同されがちなので違いをまとめました。

強直性脊椎病変を伴う頚椎損傷の診断

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はじめに


強直性脊椎病変(ASD; ankylosing spinal disorders)は、高齢化社会の昨今、どんどん増えていくだろうと予測されます。
脊柱の可動性が失われているため、ちょっとした外傷でも脊椎の損傷を引き起こしてしまいます。

そのうえ、骨折部位に応力が集中してしまうので、骨は治りにくいのです。

初期に運良く神経障害がなくても、
“適切に治療が行われなければ”
骨折椎体が不安定化し、遅発性神経障害を高率におこしてしまいます。

適切に診断、治療を行うことが難しい


この、「適切に治療が行わければ」のところで、常に討論になるのですが、
原因の一つに、
診断の遅れ
が挙げられます。

過去のReviewでは、

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