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カテゴリ:胸椎疾患

Beak-type 胸椎OPLL、加藤仁志先生の動画が俊逸 -Quotomy必見-

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2021tozen.001

はじめに


上位胸椎のBeak-typeのOPLL、脊椎外科手術史上、最難関手術のひとつといっても過言ではありません。

外来で遭遇する頻度が低いくせに、様子をみていても胸髄症は確実に悪化してしまいます。。。

手術しか方法はない、といっても確実な手術方法がまだまだ不明、、、。

後弯している部位でかつ前方からの圧迫が強いため、後方から除圧しても不十分になってしまうケースがどうしてもございます。

かといって前方からアプローチするには開胸しないといけないし、大血管もおりますし、術後の髄液漏や麻痺の増悪などの問題もありますし、、、

そこで後側方からOPLLを浮上させてしまう術式を考案されたのが金沢大学加藤仁志先生です。

Quotomy内で特集が組まれており、さらに手術ビデオが公開されております。

これが俊逸なので、ご紹介させていただきます。
胸椎OPLLに対する後側方進入前方除圧術

ぜひQuotomyに登録して参照ください!!

必見です!!

後医は名医。胸椎病変は見逃されやすく、診断がむずかしい。

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とぜん.001

はじめに


胸椎病変は脊椎診療で見逃されがちな領域のひとつです。

胸髄症あるいは胸部の神経根症は、上位ほど典型的な症状?特徴?というものがはっきりしません。

わたしは脊椎診療を専門に掲げている以上、せめて脊椎病変を見逃さないように気合をいれて診療にあたっております。

それでも診断ができず反省ばかり経験するのは過去記事の通りです(涙)。

この症例も診断がつかず、ずいぶん歩行障害が進行してからの来院となりました。

嘴型の胸椎後縦靭帯骨化症の治療計画はとてもとても難しい

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はじめに


“胸椎OPLLは脊椎外科医にとって、もっともチャレンジングな手術であることは間違いありません。

決して安定した手術成績が得られるわけではなく、そして手術方法に適切な答えは未だありません。
臨床成績の蓄積により最適な答えを模索しているのが現状なんですよ。”

って新規ローテーターに説明しても、

「ふ〜〜ん・・・」

・・・ちょっとがっかり。

最難関な理由をまとめたので、目を通しておいてね。。。

黄色靭帯骨化症手術での髄液漏は防げるのか?マイクロ用丸型メスの有用性

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はじめに


本日の手術は黄色靭帯骨化症手術でした。

決して得意ではありません。
いえ、むしろ不得意で、できるならやりたくないです(笑)

なぜか。
なにが嫌なのか。

それは骨化靭帯が完全に硬膜と一体化してしまっていることがあるからです。

ただ、黄色靭帯骨化症もいろいろで、
大きさのわりに硬膜からつるりと取れてしまい、
事無きを得て手術があっさり終わることもあります。

しかし、できればやりたくない、そういう黄色靭帯骨化症もいます。

本日の手術がまさにそのタイプでした。


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