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カテゴリ:周術期管理

コロナワクチン接種と待機手術の時期

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2021tozen.001

はじめに


最近、外来で多くの患者さんにワクチン接種の予約がとれた、とのお話をいただきます。

となると、ワクチン接種にあわせて手術の日程をいつに調整したらいいのかな、、、

困った、答え持ってなかった、ということで。

日本整形外科学会、日本脊椎脊髄病学会、日本脳神経外科学会、日本脊髄外科学会と巡回しましたが、見つけられませんでした汗。

単純にグーグル先生に「ワクチン 全身麻酔」で聞いてみたら、回答を得ました。

日本麻酔科学会のCOVID-19対策特別委員会から提言が出ております。

mRNA COVID-19 ワクチン接種と手術時期について

なるほど、そうか、さすが、麻酔科学会です。

頚椎前方手術気道管理マニュアルの作成

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2021tozen.001

はじめに




頚椎前方除圧固定術の気道トラブルは、1%前後に発生するとされます。

非常にまれではありますが、ひとたび気道狭窄がおこれば、呼吸ができなくなるというおそろしい事態を引き起こします。

緊急かつ適切な対応を行わないと低酸素血症に発展し、致命的になってしまいます。

わたしも空飛ぶ脊椎外科医先生のように、頚椎前方除圧固定術を行った当日は気が気でないため、病院に泊まることにしていました。

結果、再挿管を行う症例があり、わたしの能力だけでは対応できなかったので、周術期管理マニュアルを作成することになりました。

高齢者の手術を安全に行うための侵襲の目安

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2021tozen.001

はじめに


この10年で高齢者に手術する機会がふえています。

わたしも10年分しっかり年を取りましたが、手術を受ける患者さんも平均70歳代くらいだったのが、いまは80歳代くらいになっているという印象です。

合併症なく安全に手術したいのですが、高齢になった分、併存疾患や薬剤の数なども増えており、リスクが高いことは否めません。

高齢者への手術侵襲は少ないに越したことはありませんが、目安ってあるのでしょうか。

合併症を減らすための判断にしている論文がございます。

浜松医大発信のGo Yoshida先生らによる

「Predicting Perioperative Complications in Adult Spinal Deformity Surgery Using a Simple Sliding Scale」Spine. 2018;43:562–570

です。

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術中洗浄の希釈イソジン生食のちょうどいい濃度って!?

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2021tozen.001

はじめに


脊椎インプラント手術での感染予防策。

長きにわたる戦いの歴史でもあります。

できることは全部やっておきたい、というのが素直な気持ちです。

術中イソジン入り生食での洗浄は肯定的な意見が多いですよね。

ただ、学会の抄録集など参考にしますと、希釈の濃度って結構施設ごとでばらつきがあるんですよね。

結局、どのくらいの濃度がちょうどいいのでしょうか?

フロアブル止血剤の登場で止血のアルゴリズムが変化したかな

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2021tozen.001

はじめに


術中の出血に遭遇したとき、迅速でかつ的確な止血はその後のスムーズな手術の進行、患者さんへの侵襲の低減のうえでとても大事なことです。

バイポーラーでの凝固焼灼が止血操作のメインでしたが、フロアブル止血剤の登場ですこし変化したかもしれません。

神経根周囲や椎体腹側など焼灼しにくいとき、バイポーラーでがんばったりせずに、すぐにフロアブル止血剤を適応させているかも、、、

みなさんはいかがでしょうか?

久しぶりにハローリングをつけました。

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2021とぜん.001

はじめに


ひさしぶりにハローリングをつけることとなりました。

成人の外傷性の環軸椎脱臼の症例です。

・traumatic atlantoaxial dislocation
・traumatic atlantoaxial rotatory fixation
・traumatic atlantoaxial rotatory subluxation

など、いろいろ表記されますよね。

ハローベストの注意点で、確か、前にまとめたことがあったよな、、、
と思い出しました。

そうです。
ブログは備忘録に最適なんです。

腹臥位での神経トラブルを回避したい。安全性と低侵襲性がトレードオフの関係になることはよくない。

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202004とぜん.001

はじめに


こちらの記事

についてコメントを頂きました。


以前T5 burst に対しT3.4にPPSを挿入しようとして透視が見えるように先生が今回されたようなバンザイに近い体位をしてオペをしたところ、不幸にも腕神経叢麻痺を一時的に生じてしまった症例がありました。
もちろん教科書的にも良くない体位だとは思いますが、透視確認には仕方がないと思いそのような体位で行ったのですが、先生は上位胸椎のPPSをされる際、体位で気をつけてられる事などありますでしょうか?もしありましたらご教授頂けると幸いです。


「脊椎外科初学者」さん、コメントいただき、ありがとうございます。

う〜〜ん、正直、苦しい、ご質問ですね、、、

実際問題として、T2にPPSを打ったこと自体が初めての経験でした。
今回の症例では、正直たまたまうまく見えただけで、そのときの体位で気をつけたことを備忘録として記事にあげました。

なので、何回も上位胸椎でのPPSの経験があって十分な答えを持ち合わしているわけではないんです。

申し訳ありません。

開放型病床に勤務医のメリットってある?

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202004とぜん.001

はじめに


当院は開放型病床の認可をとっています。
なので、クリニック開業の先生でも、開放型病床を利用して自身のクリニックの患者に手術を提供することが可能です。

医療連携室の方から、脊椎手術したい開業の先生がいらっしゃると伺いました。

そうですか、、、

紹介をいただけない、わたしの実力不足です、、、

たしかに、開放型病床は、病院や開業医にとってメリットばかりで、デメリットがないように思えます。

ただわたしのような勤務医はどうなのでしょうか?

COVID-19流行下での術前検査についての見解

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202004とぜん.001

はじめに


COVID-19の流行に伴い、不急の手術はなるべく控えるようになっています。

背景の問題として、、、

・無症候あるいは症状が殆ど無いSARS-CoV-2陽性者がおり、紛れ込んで感染源になる問題があります。

・ベッドをある程度開けておかないと、新規陽性患者を適切に隔離できないという問題もあります。

わたしたちの手術は、不要なものは何一つありません。

が、待機手術がほとんどです。

ただそうは言っても、外傷の症例や、麻痺の進行があれば、それは早期に対応せざるを得ません。

COVID-19の流行下で、術前の検査は今後どう変わっていくのでしょうか。

COVID-19潜伏期間中の待機手術で死亡率20%!?

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とぜん2020.001

はじめに


院内でSARS-CoV-2感染が発覚した場合、待機患者がすでに入院中であれば、予定手術の扱いに困ると思います。

接触の距離によっては、たとえその時期に無症状でも、感染後の潜伏期間中ということがあり得るからです。

わたしは、予定はいったんすべてキャンセルしました。

潜伏期間中に全身麻酔を行って、肺炎症状が出た場合に患者さんがどうなってしまうのか、まったく予想がつかないからです。

そんな折、今日のm3のニュースで衝撃的な記事が掲載されておりました。

COVID-19潜伏期間中に待期的手術で2割が死亡

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