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カテゴリ:腰椎椎間板ヘルニア

コンドリアーゼ使用で地方厚生局への施設届け出が必要になっていた

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202004とぜん.001

はじめに


2018年8月から、椎間板ヘルニアに対して、コンドリアーゼの注入療法が行われるようになりました。



医師要件と施設要件を満たして、使用を科研に登録して届け出たらOK、と思っておりました。

いつ始めようかな、と思いつつ、多忙になって手が回りません。

全身麻酔症例が減ってきた今こそ、導入するチャンスだと、問い合わせたら、診療報酬の改訂で届け出が変わっていました!

コンドリアーゼ、ヘルニコアは一生に一回です!

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とぜん201903-.001

はじめに


椎間板ヘルニアはとてもとても痛いです。

代表的な痛みは、坐骨神経痛です。

「痛みだけなんとかしてほしい」

いつも言われますが、原因の治療なくして、痛みだけ取るなど、到底ムリです。

コンドリアーゼ椎間板内注入療法 説明および同意書 ひな形

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はじめに


ひさしぶりに説明用パンフレットを。。。

腰椎椎間板ヘルニアの新しい治療
コンドリアーゼ椎間板内注入療法 説明および同意書
を作成しました。

これが100点とは思いませんので、修正点などご指摘いただければ幸甚です。

決して魔法ではないですよ。コンドリアーゼ髄核注射について。

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はじめに


chymopapain製造中止ですたれてしまった腰椎椎間板ヘルニアに対する髄核内注射の治療法ですが、
8月からコンドリアーゼによる治療が開始される運びとなりました。

コンドリアーゼは、髄核内プロテオグリカンのGAGを分解することによって、椎間板のサイズを縮小し、それによって含水量、椎間板内圧を減じて、ヘルニア塊を減少させる作用が期待されております。

もしかしたら、この治療で腰椎椎間板ヘルニアが一撃で治る!と思い込んでしまう患者さんが出てくる可能性があります。

治療効果が独り歩きしないように私達医療従事者はしっかり理解しておかないといけません。

この治療法についての適切な理解を得るためには、
Condoliase for the Treatment of Lumbar Disc Herniation
A Randomized Controlled Trial
を一読することをオススメいたします。
スクリーンショット 2018-07-31 13.22.28


Level of Evidence:1
Spine 2018;43:E869–E876

となっております。

腰椎椎間板ヘルニアの新しい治療法、コンドリアーゼの使用について。

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はじめに


腰椎椎間板ヘルニアは30~50歳のL4/5、L5/S1椎間板に多く発症します。

代表的な症状は坐骨神経痛です。

周りの人に理解されないくらい症状が激烈で、仕事や日常生活が困難になります。

これら椎間板ヘルニアによる痛みは激烈で非常につらいですが、80%程度、つまりほとんどのケースが保存加療で改善します。

逆に言えば、1〜2割程度、外科的加療を選択せざるを得ない方もいらっしゃいます。

しかし、保存的加療で改善、と言っても、治療期間には概ね4週から12週程度は必要なので、
痛みをこらえる期間が長い、という捉え方もできます。

8月から椎間板ヘルニア治療剤として新たにコンドリアーゼというものが登場してまいります。

一般名「コンドリアーゼ」は、腰椎椎間板ヘルニア治療剤「ヘルニコア椎間板注用1.25単位」

髄核のグリコサミノグリカンを分解する酵素を注入する治療です。

これにより、椎間板ヘルニア加療に新たな治療選択肢がうまれました。
スクリーンショット 2018-07-31 13.11.43

昔も今も、腰椎椎間板ヘルニア切除術での血管損傷の発生率は変わらない!?

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先日の投稿で、PLIFケージが腹側に落ち込む可能性を言及しました。



Curattageを頑張りすぎて、前方あるいは前側方の線維輪を損傷してしまうことが要因のひとつに挙げられます。
ただ、この操作はPLIFにかかわらず、通常の腰椎椎間板切除においても起こり得るはずです。

腰椎椎間板切除術ではケージを扱う手術ではないので、ケージ関連の合併症は起こり得ませんが、椎間板切除では、線維輪損傷を起こすような操作ではどんなことが起こるのでしょうか。

報告されるのは、大血管損傷です。

腰にとって一番楽な姿勢と一番きつい姿勢って?腰椎椎間板にかかる荷重の変化について。

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姿勢によって腰椎椎間板にかかる荷重がどの程度かご存知でしょうか?

外来でよく尋ねられる質問です。

「寝るときは、仰向けがいいの?それとも横向きがいいの?」
「立ち仕事より座っていた方がいいの?」

やはり困ったときはミエロCTを撮像するに限ると思う

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MRIミエログラフィーが行われるようになり、
ミエログラフィー検査の有用性に賛否両論があります。

わたしはミエログラフィーならびにミエロCTは不要な検査ではないと思っております。

二重否定でわかりにくい文ですね。

ミエログラフィーは有用な検査であると思っています。

全例には行う必要はありませんが、診断の一つのツールとして用いています。

Disc-Fx®(経皮的ラジオ波椎間板焼灼・摘出術)の適応について考える

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はじめに


腰椎椎間板ヘルニアに伴う下肢神経痛は非常に激しく
場合によっては救急車で搬送される場合もしばしばです。

即効薬がないところが非常にツライところです。

ただし、ほとんどの症例が内服加療と安静で改善します。

とくにプレガバリン(リリカ)の登場で、
腰椎椎間板ヘルニアを手術する機会が著減いたしました。

これは本当にすばらしい薬だと思います。

ただ、ある程度まとまった治療期間が必要なのがヘルニア治療の難点なところです。

脊髄造影(ミエログラフィー)は有用性を十分考えてから行う

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はじめに


わたしは脊髄造影(ミエログラフィー)は大切な検査のひとつと位置づけております。

①内服加療で思うような改善が得られず、手術を検討する段階になった
②多椎間病変や他院手術症例、後側弯など脊柱変形などがある

①かつ②の場合には積極的にミエログラフィーで精査しています。

それ以外では有用性を十分に考慮する必要があると思います。
不必要な脊髄造影検査は行ないません。

脊髄造影、ミエログラフィー検査について興味ある記事を読みました。
腰椎の診断にミエログラフィーは欠かせない

まったく同感です。
最近の経験を記事にしようと思います。

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