コロナ禍でMRSA鼻腔培養やらなくなったけど表層感染は減っているような。

はじめに
術後創部感染のハイリスク群として、脊椎インストゥルメント手術が挙げられます。
2016年3月2日に創部感染予防に何ができるかの悩みを吐露した記事がありました。
正直、今もあまり何も変わっていないんですよね、、、
じつは、コロナ禍でMRSAの鼻腔培養がストップとなってしまいました。
個人的には、MRSA保菌者のスクリーニングのために大事な検査と位置づけていたのですが、、、。
脊椎外科ではフロシール®という止血剤が用いられることがあります。
— とぜんな脊椎外科医@四つ葉スパインクリニック (@yotsuba_spine) September 28, 2019
フローアブルなので、凹凸のある面でも大丈夫で、とても使い勝手がいいです。
わたし、フロシール®について、大きな誤解をしていました!!
実は、保険償還されるんですね!!https://t.co/C0DzP0bfD8
アステラス製薬から発売されるイベニティ。
— とぜんな脊椎外科医@四つ葉スパインクリニック (@yotsuba_spine) March 15, 2019
ア 骨折の危険性が高いと判断した理由
イ 本製剤を再投与するまでに投与した骨粗鬆症治療薬の品名
を詳記に記載することで、再投与が可能となるようです!!https://t.co/f2MEzuYp9B
突然失礼します。
大変勉強になりました。ありがとうございます。
骨形成促進+骨吸収抑制は一見魅力的に感じますが、骨リモデリングが抑制されるため、骨折直後の使用では骨折治癒が遅延するように感じるのですがいかがでしょうか。
またイベニティの骨代謝マーカーを見ると投与3ヶ月以降骨形成マーカーが低下しています。恐らく抗スクレロスチン作用により副次的な骨芽細胞前駆細胞の減少が原因と考えています(審査報告書にも記載があったと記憶しております。)。長期で使用し続けるとただの骨吸収抑制になってしまい、1年の縛りがついた理由の一つとも考えているのですが、、、
個人的にはテリパラチドの後療法、もしくはテリパラチドが使用できない患者さんが対象と考えております。
イベニティ®(一般名ロモソズマブ)。
— とぜんな脊椎外科医@四つ葉スパインクリニック (@yotsuba_spine) August 9, 2019
アステラス・アムジェン製薬から発売されている骨粗鬆症薬です。
発売においてある問題点が懸念されていました。
「心血管系の有害事象」
アステラス・アムジェン製薬から注意喚起が出されましたので、まとめておきます。https://t.co/WKPtP9epH8
骨粗鬆症治療に必須のチェック項目
— とぜんな脊椎外科医@四つ葉スパインクリニック (@yotsuba_spine) August 2, 2019
・骨吸収マーカー:
骨芽細胞が新しい骨を作っている様子を測るマーカー
・骨形成マーカー:
破骨細胞が古い骨を壊している様子を測るマーカー
本記事は骨形成マーカーP1NPについてのまとめです。https://t.co/dD2M79UX7Q
骨は
— とぜんな脊椎外科医@四つ葉スパインクリニック (@yotsuba_spine) August 2, 2019
・新しい骨を作り、古い骨を壊す
という新陳代謝を行っています。
新しい骨を作るのが骨芽細胞。
古い骨を壊すのが破骨細胞。
骨のリモデリングといいます。
骨代謝マーカーを用いて代謝回転をチェックできます。https://t.co/wpPSjD8hbw