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カテゴリ:電気生理

最適な脊髄モニタリングを得るために。BISモニターで麻酔深度をチェック。

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はじめに


脊髄脊椎手術をより安全に行うために
術中脊髄モニタリングを行っている施設が増えています。

わたしも定期手術であれば例え腰椎であっても
全例、MEPとSEPを併用してモニタリングを行ないます。

最近臨床工学技士さんのおかげでBISについて学ぶ機会を得ました。

MEPの経頭蓋刺激電極の刺入点について

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はじめに


脊椎脊髄病学会のモニタリング委員会が行った調査では
7000例の脊椎脊髄手術のうち、1.8%に術後麻痺が生じたと報告されております。

時代とともに、術中脊髄モニタリングの重要性が増していると思います。

当施設では退行性変性疾患においての除圧術、除圧固定術
外傷でもBKPを除いて頸髄や胸髄を含む多椎間固定であれば
基本的に全例脊髄モニタリング下に行っています。

モニタリングは電位が出ないときの解釈が非常に難しいです。

ときに経頭蓋刺激電極の刺入点はどのようにされていますか?

大学病院へ研修に行く喜び

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はじめに


研究会で講演をしたご縁をきっかけに、
研究会に講師として参加したときの雑感
近隣の大学病院に研修に行くことができました。

この大学はわたしたちの医療圏における術中脳脊髄神経モニタリングのリーダーです。

経験と知識が非常に深いです。

たいへん素晴らしい研修となりましたのでご報告いたします。

MEP(運動誘発電位)モニタリング、ようやく第一歩を踏み出しました。

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新施設でいよいよMEPを導入することができました。
ようやくです。2ヶ月かかりました。
せっかくなので記事にしたいと思います。

はじめに


MEPはmotor evoked potentialの頭文字で、
運動誘発電位と訳されます。

術後に麻痺が生じる可能性がある手術に用います。
術後の運動障害を予防するために
術中から、異常をきたしていないかどうか早期にチェックすることができます。

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これまで述べたように、たくさんの神経モニタリングがあります。
より安全な脊椎手術を目指して。術中神経モニタリングの活用。
運動モニター、MEPとD-waveについて
感覚誘発電位、SEPについて
術中モニターにおいて、free run EMGに期待されること
筋電図モニターのチャンネル数はいくつがよいのか。

その組み合わせや、アラームポイントについて現在の考えをまとめます。

筋電図モニターのチャンネル数はいくつがよいのか。

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MEPをとるにあたり、
適切なモニタリングのためにはいくつチャンネルが必要なのか
最適な数を知りたいですよね。

もちろん多チャンネルであればあるほど
false negativeを減らすことができるでしょうが
現実的には手間がかかりすぎてしまいます。

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前回、MEPとD-waveについてまとめました。

MEPの利点は
・感度はほぼ100%
・multiple channelで多くの筋を検出可能

D-waveの利点は
・MEPで拾えない麻痺が強い症例でも安定した波形が得られる
・特異度と信頼性が高い

という点でした。
よって、脊椎脊髄病学会モニタリング委員会ワーキング・グループから

感度、特異度、偽陽性率、偽陰性率の検討では
MEPとD-waveの組み合わせが最もよかった


と報告されております。


感覚誘発電位、SEPについて

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前回記事にしたとおり、
手術において術後の運動障害や感覚障害などは最小限に防がなければなりません。

術者の経験と、勘に頼って、防いでいたわけですが、
術中脊髄神経モニタリングを行うことで、
なんとか、だれでも防ぐことができるようにしたいわけです。

モニタリングは運動モニターと感覚モニターがあり、
刺激電極の場所
と、
記録する場所
で呼称されます。

今回は感覚モニターについてまとめます。
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運動モニター、MEPとD-waveについて

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手術において術後の運動障害や感覚障害などは最小限に防がなければなりません。

これまでは、術者の経験と、勘に頼っておりました。
術中脊髄神経モニタリングの最重要事項は、
この部分を可視化することで、だれでも防ぐことができるようにしたい、
ということでしょう。

モニタリングは運動モニターと感覚モニターがあり、
刺激電極の場所
と、
記録する場所
で呼称されます。

今回は一般的な運動モニターについてのことはじめと致します。
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より安全な脊椎手術を目指して。術中神経モニタリングの活用。

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脊椎手術を受けるにあたり、
患者さんが一番心配されることは
術後に手足が動かなくなるのではないか?
術後に、車いすになってしまうのではないか?
です。

わたしたち脊椎外科医の切なる願いは、
患者さんの生活の質を改善させたい
社会生活ができるようにサポートしたい
ということです。
だから、
絶対に神経症状を改善させてみせる!
という強い意気込みで手術を行っていることと思います。

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