2016 11月 14 18:09:35 最適な脊髄モニタリングを得るために。BISモニターで麻酔深度をチェック。 カテゴリ: 電気生理 手術支援システム はじめに 脊髄脊椎手術をより安全に行うために 術中脊髄モニタリングを行っている施設が増えています。 わたしも定期手術であれば例え腰椎であっても 全例、MEPとSEPを併用してモニタリングを行ないます。 最近臨床工学技士さんのおかげでBISについて学ぶ機会を得ました。 タグ :#MEP#SEP#false-positive#BIS#Bispectal-index
2016 8月 9 03:59:51 MEPの経頭蓋刺激電極の刺入点について カテゴリ: 手術支援システム 電気生理 はじめに 脊椎脊髄病学会のモニタリング委員会が行った調査では 7000例の脊椎脊髄手術のうち、1.8%に術後麻痺が生じたと報告されております。 時代とともに、術中脊髄モニタリングの重要性が増していると思います。 当施設では退行性変性疾患においての除圧術、除圧固定術 外傷でもBKPを除いて頸髄や胸髄を含む多椎間固定であれば 基本的に全例脊髄モニタリング下に行っています。 モニタリングは電位が出ないときの解釈が非常に難しいです。 ときに経頭蓋刺激電極の刺入点はどのようにされていますか? タグ :#MEP#経頭蓋刺激電極#Cz#脊髄モニタリング#日本光電
2016 5月 27 22:07:42 大学病院へ研修に行く喜び カテゴリ: 徒然な雑感 電気生理 はじめに 研究会で講演をしたご縁をきっかけに、 (研究会に講師として参加したときの雑感) 近隣の大学病院に研修に行くことができました。 この大学はわたしたちの医療圏における術中脳脊髄神経モニタリングのリーダーです。 経験と知識が非常に深いです。 たいへん素晴らしい研修となりましたのでご報告いたします。 タグ :#研修#術中モニタリング#大学病院#組織#日本光電
2016 2月 27 03:51:25 MEP(運動誘発電位)モニタリング、ようやく第一歩を踏み出しました。 カテゴリ: 電気生理 手術支援システム 新施設でいよいよMEPを導入することができました。 ようやくです。2ヶ月かかりました。 せっかくなので記事にしたいと思います。 はじめに MEPはmotor evoked potentialの頭文字で、 運動誘発電位と訳されます。 術後に麻痺が生じる可能性がある手術に用います。 術後の運動障害を予防するために 術中から、異常をきたしていないかどうか早期にチェックすることができます。 タグ :#MEP#運動誘発電位#日本光電#アラームポイント#信頼関係
2015 12月 22 17:07:33 適切なモニターの組み合わせやアラームポイントは カテゴリ: 電気生理 手術支援システム これまで述べたように、たくさんの神経モニタリングがあります。 「より安全な脊椎手術を目指して。術中神経モニタリングの活用。」 「運動モニター、MEPとD-waveについて」 「感覚誘発電位、SEPについて」 「術中モニターにおいて、free run EMGに期待されること」 「筋電図モニターのチャンネル数はいくつがよいのか。」 その組み合わせや、アラームポイントについて現在の考えをまとめます。 タグ :#MEP#運動誘発電位#アラームポイント#MMT#脊椎脊髄病学会モニタリング委員会
2015 12月 20 17:23:56 筋電図モニターのチャンネル数はいくつがよいのか。 カテゴリ: 電気生理 手術支援システム MEPをとるにあたり、 適切なモニタリングのためにはいくつチャンネルが必要なのか 最適な数を知りたいですよね。 もちろん多チャンネルであればあるほど false negativeを減らすことができるでしょうが 現実的には手間がかかりすぎてしまいます。 タグ :#MEP#チャンネル数#術中モニタリング#運動誘発電位#運動モニター
2015 12月 18 20:00:40 術中モニターにおいて、free run EMGに期待されること カテゴリ: 電気生理 手術支援システム 前回、MEPとD-waveについてまとめました。 MEPの利点は ・感度はほぼ100% ・multiple channelで多くの筋を検出可能 D-waveの利点は ・MEPで拾えない麻痺が強い症例でも安定した波形が得られる ・特異度と信頼性が高い という点でした。 よって、脊椎脊髄病学会モニタリング委員会ワーキング・グループから 感度、特異度、偽陽性率、偽陰性率の検討では MEPとD-waveの組み合わせが最もよかった と報告されております。 タグ :#EMG#free-run_EMG#持続筋電図モニター#MEP#D-wave
2015 12月 17 14:46:21 感覚誘発電位、SEPについて カテゴリ: 電気生理 手術支援システム 前回記事にしたとおり、 手術において術後の運動障害や感覚障害などは最小限に防がなければなりません。 術者の経験と、勘に頼って、防いでいたわけですが、 術中脊髄神経モニタリングを行うことで、 なんとか、だれでも防ぐことができるようにしたいわけです。 モニタリングは運動モニターと感覚モニターがあり、 刺激電極の場所 と、 記録する場所 で呼称されます。 今回は感覚モニターについてまとめます。 タグ :#感覚誘発電位#SEP#感覚モニター#脊髄誘発電位
2015 12月 16 15:14:16 運動モニター、MEPとD-waveについて カテゴリ: 電気生理 手術支援システム 手術において術後の運動障害や感覚障害などは最小限に防がなければなりません。 これまでは、術者の経験と、勘に頼っておりました。 術中脊髄神経モニタリングの最重要事項は、 この部分を可視化することで、だれでも防ぐことができるようにしたい、 ということでしょう。 モニタリングは運動モニターと感覚モニターがあり、 刺激電極の場所 と、 記録する場所 で呼称されます。 今回は一般的な運動モニターについてのことはじめと致します。 タグ :#運動モニター#MEP#運動誘発電位#脊髄誘発電位#D-wave
2015 12月 10 06:29:34 より安全な脊椎手術を目指して。術中神経モニタリングの活用。 カテゴリ: 手術支援システム 電気生理 脊椎手術を受けるにあたり、 患者さんが一番心配されることは 術後に手足が動かなくなるのではないか? 術後に、車いすになってしまうのではないか? です。 わたしたち脊椎外科医の切なる願いは、 患者さんの生活の質を改善させたい 社会生活ができるようにサポートしたい ということです。 だから、 絶対に神経症状を改善させてみせる! という強い意気込みで手術を行っていることと思います。 タグ :#MEP#SEP#運動誘発電位#体性感覚誘発電位#脊髄誘発電位