痙縮の治療薬、バクロフェンについて
ITB療法とは、Intrathecal baclofen therapyの略で、バクロフェン髄腔内投与療法と訳されます。
脊髄損傷や脳血管障害による痙縮の症状に苦しむ患者さんに行う治療法です。
日本では2002年に臨床試験が開始され、2006年4月より保険収載となった治療法です。
バクロフェンを充填したポンプを腹部の皮下に埋め込み、
腹部から背側の皮下に通したカテーテルを腰部脊柱管から直接硬膜内に通して、
髄腔内にプログラムで設定した量のバクロフェンを持続注入します。
バクロフェンについてまとめました。