カテゴリ

カテゴリ:頸椎後方固定術

頚椎後方固定での3D患者適合型ドリルガイドSGTについて

カテゴリ:
2021tozen.001

はじめに


わたしは、3Dプリンター技術を用いて作成した患者適合型ドリルガイドの大ファンです。

ドリルガイドはMySpine®を利用しています。

MySpine®とは、スイスに本社を置くメダクタ(Medacta)という企業の商標です。

術前のCT画像データをもとに、その患者さんにぴったり適合するドリルガイドを作成。

それを実際の術野で用いてinstrumentation手術を行うものです。

使用にはメダクタのライセンスが必要で、メダクタが定める研修を受講する必要があります。


ー患者適合型ドリルガイドMySpine、到着までの期間と費用についてー


頚椎後方除圧固定術後のC5麻痺について

カテゴリ:
2021tozen.001

はじめに


C5麻痺は未解決の頚椎手術合併症の一つです。

何年も何年も討議されておりますが、正直、原因がまるでわかりません。

せめてもの救いは基本的には改善していく、ということでしょう。

とはいっても、改善傾向を認めるまでは、患者さんも術者も、気が気じゃないです。

今回、後弯変形を伴う頚椎症性脊髄症に対して、前後方一期的手術を行いました。

術後3日目くらいに左のC5麻痺が出現していることに気が付きました。(涙)

MMT3レベルまで低下し、約4-5週目で徐々に上がるようになってきました。

ホッとしました。。。でも・・・ツライ。

新しい中下位頚椎の後方固定法、long lateral mass screwについて

カテゴリ:
2021tozen.001

はじめに


頚椎後方固定術で、新しい中下位頚椎のスクリュー刺入法として、PVFS; paravertebral foramen screwを知って以来、lateral mass screwを打つことが完全になくなってしまいました。



そしてまた新しいスクリュー軌道が発表されました。

lateral mass screwならぬ、long lateral mass screwです。

川崎医大の渡辺聖也先生、中西一夫先生らの論文になります。

結論からいうと、最大限の軌道を狙うことにより、約24mmもの長さのlateral mass screwが打てるというのです!!

ほんとですか、頚椎椎弓根スクリューの長さと一緒じゃないですか、、、

にわかには信じられませんでした!!

頚椎椎弓根スクリューヘッド取り付けのクロスリンクのサイズ誤差

カテゴリ:
202004とぜん.001

はじめに


頚椎後方固定のスクリュー方法では、CPSが最強であることは間違いありません。

頚椎後方固定をしなければならない骨質不良症例があり、CPSで挑みました。

瞬間のわたしの心拍数はきっと140くらいになっていたと思います。

ほんと、怖くて仕方ない、、、

ところで、頚椎の固定では、クロスリンクはどうされますか?

わたしは、基本的にはクロスリンクは入れたい派です。

頚椎椎弓根スクリューの刺入角度の測定ツールをひらめいた

カテゴリ:
とぜん201903-.001

はじめに


後方椎体間固定術のレトラクターで意匠権を獲得することができました。

それ以来、手術に不便さを感じたときに、「これはチャンスなんだ」と思うようになりました。

「なにか、この不便さをうまいこと挽回できないかな、、、」
「ひらめけ!オレ!!(笑)」
などと常々思うようになりました(笑)



最近もっとも不便さを感じたことは、他院での頚椎の後方固定の応援に伺ったときでした。

術中意見やアイデアを申してくれるメーカー様

カテゴリ:
とぜん201903-.001

4月になりましたね。

わたしの所属施設にもフレッシュマンがたくさん入職しました。

と、同時にメーカー様にも新しい人事が起きていました。

なんと、わたしの修行時代にたいへんお世話になったメーカー様が新たな職場に異動していたのです。

わたしが異動してからは、他県の担当となったため、直接お話する機会が激減してしまい、当然ながら一緒に手術することは皆無でした。

Sショット、追撃はじまる!

カテゴリ:

はじめに


つい先日、頚椎後方固定のあたらしい軌道、paravertebral foramen screw: PVFSについてまとめました。

径4.5mmで10mm程度の短いスクリューはDepuy/SynthesのSynapseにある

という内容でした。

まさか、身バレしているのか?

すぐにロバート・リード商会の担当の方からSショットのご案内をいただきました。

Sショット.001





Floating lateral massには2椎間固定>1椎間固定かな

カテゴリ:

はじめに


本日はlateral mass損傷の話題です。

外側塊損傷があると、椎間関節脱臼に発展するおそれがあります。

これは頭側+骨折関節でなることもあれば、骨折関節+尾側でなることもあるようです。

文献的には頭側が多いとのことですが、実臨床では、やっぱり固定範囲に悩むわけです。

2椎間固定でよいのか、それとも1椎間固定が必要なのか。

1椎間といっても頭側だけでよいのか・・・尾側は大丈夫なのか・・・

個々で損傷状況も異なりますし、前縦靭帯や椎間板の損傷なども加味されるわけで、一概に正解がわかりません。
floating lateral mass.001


paravartebral foramen screwは、Depuy/SynthesのSynapse!

カテゴリ:

はじめに


けっこう、前の記事になります。

中下位頚椎の新しい後方固定法で、千葉大学のMaki Satoshi先生が、Paravertebral foramen screwというもの論文にされました。

これは頚椎後方固定術の一つの選択肢として、ぜったい覚えておこう、と思って記事にした次第です。




C-arm cone-beam CTを使ってナビなしで頚椎椎弓根スクリューを適切に入れる方法がある!!

カテゴリ:

はじめに


頚椎後方固定術でどうしても極めたい手技があります。

それは頚椎の椎弓根スクリュー刺入です。

厳格に症例を選定して、決して無理をしない、術前の綿密な計画をたてることが最重要事項です。。。

・・・などと格好つけたって、自分自身もmalpositionがゼロというわけではありません。

だからこそ、アンテナを張って、頚椎椎弓根スクリュー刺入の手技について、学んでおります。

European Spine Journal 2018年27号に、素晴らしい論文が掲載されています。

とても勉強になりますのでご紹介致します。

このページのトップヘ

見出し画像
×