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フローアブル止血剤の適正使用量について②

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2021tozen.001

はじめに


脊椎外科は、フローアブル止血剤の恩恵を強く授かっている診療科であることは間違いありません。

フローアブル止血剤に、幾度となく助けていただきました。

先日も胸椎PSOの際に、後壁を骨切り部に落とし込んだとたん、硬膜嚢の腹側静脈叢からシャワーのように出血が降り注ぎ、天を仰ぎました、、、

それが、フロシールで一撃で止まりました。

ほんと助かったです、、、

フロシール、とにかくすごいです。

その抜群の効果のため、過剰使用例が散見されるとのことです。

フローアブル止血剤の適正使用のお願い

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2021tozen.001

はじめに


フローアブル止血剤の登場により、止血のアルゴリズムが変わってきました。

今までは神経根周囲や椎体腹側の硬膜外静脈叢からの出血は、丹念にバイポーラーで凝固焼灼したり、トロンビンを浸したスポンゼルで圧迫止血していたのですが、フローアブル止血剤で止血終了、みたいになっております。



このフローアブル止血剤は、長年保険償還されていないとずっと勘違いして、病院経費と思っていました。

償還されると知ったとたん、安心して使用しています。

迅速かつ的確な止血はその後のスムーズな手術の進行、患者さんへの侵襲の低減のうえでとても大事なことです(大義名分)。



そんな折、先日JSSRからお願いが届きましたね。

「ヒトトロンビン含有ゼラチン使用吸収性局所止血剤適正使用のお願い」

フロアブル止血剤の登場で止血のアルゴリズムが変化したかな

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2021tozen.001

はじめに


術中の出血に遭遇したとき、迅速でかつ的確な止血はその後のスムーズな手術の進行、患者さんへの侵襲の低減のうえでとても大事なことです。

バイポーラーでの凝固焼灼が止血操作のメインでしたが、フロアブル止血剤の登場ですこし変化したかもしれません。

神経根周囲や椎体腹側など焼灼しにくいとき、バイポーラーでがんばったりせずに、すぐにフロアブル止血剤を適応させているかも、、、

みなさんはいかがでしょうか?

止血剤の、形状による使いわけってありますか?

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202004とぜん.001

はじめに


止血剤についてアップデートする機会を頂きました。

たしか、前に少しだけまとめたことがあったな、、、と思い振り返ってみると、、、
ありました、2016年1月5日か、、、。

我ながら地味に長くブログを綴っているなあとしみじみ感じます。



備忘録がメインの役割なんですが、当時の理解の少なさ・悪さが記録が残っているのは恥ずかしい限りです(汗)。

今回は止血剤の形状について考察してみたいと思います。

止血剤の形状について


現在の止血剤の形状はだいたい以下のものがあるかと思います。

①スポンジタイプ
②綿(コットン)タイプ
③フラワータイプ
④パウダータイプ
⑤シートタイプ
⑥液状タイプ
⑦ペーストタイプ

などでしょうか。

それぞれの雑感をまとめます。

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