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MRIで予後不良因子を持つ骨粗鬆症性椎体骨折には早期BKP介入が有効

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はじめに


患者さんからの手厳しい質問
「背骨に骨折があるのはわかりました。
・自分の骨折は治りやすいの?治りにくいの?
・早く手術受けたほうがいいの?それともコルセットで様子見ている方がいいの?
という判断を今、してくください。
経過みて結果、後から、どうせ手術受けるくらいなら今、とても痛いんで、早く手術してくださいよ。」

今、いま、イマ、、、

本日は、その解答である
第46回日本脊椎脊髄病学会優秀論文
星野雅俊先生: J. Spine Res. 9:959-964, 2018
予後不良因子を持つ骨粗鬆症性新鮮椎体骨折に対するBKPの有用性
― 多施設前向き介入研究・第1報―

の論文からです。

今回の脊椎骨粗鬆症手術のDPC変更はかなりキビシイ。

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はじめに


未曾有の高齢化社会到来で、脊椎領域でも骨粗鬆症に対する手術症例が増加しております。

この10年くらいで、手術患者さんの平均年齢も10年くらい高齢化しているのではないでしょうか?

テリパラチド製剤のお陰で、骨粗鬆症症例に対する手術成績はかなり向上しました。
まさにブレイクスルーをもたらした薬剤と思います。

ただし、高額であるために病院経営論で問題になります。

今回のDPCの変更は脊椎の骨粗鬆症手術に対して大打撃でしたね、、、

高齢者の歯突起骨折の治療について

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はじめに


高齢者は予期せぬ転倒を起こします。

ふらついたり意識消失したあとの転倒が多く、
若年者と違って、とっさの受け身がとれません。

その為、前額部や後頭部を強打してしまい
頚椎損傷を引き起こすことが少なくありません。

明日からできるBKP後の新規椎体骨折を予防するための2つのこと

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はじめに


第45回日本脊椎脊髄病学会に参加しています。

幕張は初めてです。
けっこう、遠いことに驚いてしまいました。

本日の記事は
BKPの問題点の一つ
新規椎体骨折発生の予防対策
についてです。

入院のテリパラチド使用に朗報!DPCに算定されています!

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はじめに


骨代謝回転促進効果のあるテリパラチド。
ばんばん骨形成を行ってくれます。

ただし薬価が非常に高価です。

骨粗鬆症性椎体骨折の加療や骨粗鬆症患者では是非使用したいのですが、
DPC病院では入院中に使用すると、病院の手出しになってしまう点が経営的に大問題でした。

下肢痛を伴う椎体破裂骨折に対するMISt

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椎体圧迫骨折ということで当科に紹介された患者さんです。

椎体の骨折なので、体動に伴う腰背部痛もありますが、
患者さんの一番の悩みは
座ろうとすると右臀部から下肢にかけて痛みが出現して、
ろくに座れない
もちろん立位もとれない
しかし安静臥床にしていれば下肢の痛みはない
というものでした。

CT、MRI画像では椎体圧迫骨折というよりは
椎体下半分に前壁から後壁にかけての損傷があり、破裂骨折でした。
001


002

椎体不安定性に加えて、
右椎弓根下部の骨片により惹起される神経根症
と診断しました。

保存加療を試みましたが、痛みのためADLがまったく改善されません。

手術することといたしました。
さて、手術は何を、ということですが、

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