2019 4月 4 10:12:05 非特異性腰痛が80%!? カテゴリ: 診断・症候・画像 論文紹介 はじめに 腰痛症には、非特異性腰痛という概念があります。 定義では 脊椎に特異的な病理が見いだせない腰痛 のことをいいます。 腰痛の由来は、脊椎以外にも、 内臓にあったり、 血管にあったり、 神経にあったり、 しいては心因性のものだったり いろいろ考えられております。 タグ :#非特異性腰痛#慢性腰痛#整形外科専門医
2018 9月 25 19:58:37 慢性疼痛のアプローチは画像ではなく、患者さんのADL カテゴリ: 診断・症候・画像 外来診療にて 慢性疼痛の治療は困難を極めると感じるのはわたしだけではないと思います。 理由は、複数の要素の関連です。 腰痛を例えると ・椎間関節や筋筋膜、椎間板などの解剖学的な要素 ・椎体骨折や骨粗鬆症、後側弯などの変形 ・神経根や馬尾などの疼痛発生部位神経 ・動脈硬化による血流障害 など複数の要素が考えられます。 そして、これらに 臥位、座位、立位の姿勢変化があったり、前屈、側屈、後屈などの動作が加わり、、、 職業によって個々でまったく異なる動作が加わり、、、 最終的には心理社会的要素まで加わってくるため、正直、手に負えない、と治療を諦めてしまうこともあるかもしれません。 タグ :#慢性疼痛#慢性腰痛#非器質的腰痛#心理社会的要素#RDQ
2017 5月 10 16:55:17 デュロキセチン(サインバルタ)の重篤な副作用 カテゴリ: 外来診療にて 薬理・薬物治療 慢性腰痛症に代表される慢性的な痛みに対する治療は難渋します。 慢性腰痛症は発症から3カ月以上疼痛が持続するものと定義されております。 外来に来られる慢性腰痛症の方は往々にして 「〜年来、〜十年来の腰痛」 と問診票に記載されており、う〜ん、改善させられるのか?と思ってしまいます。 腰痛診療ガイドライン2012では薬物治療としては、 タグ :#SNRI#セロトニン#ノルアドレナリン#下行性疼痛抑制系#デュロキセチン#副作用#慢性腰痛