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高齢者の手術を安全に行うための侵襲の目安

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2021tozen.001

はじめに


この10年で高齢者に手術する機会がふえています。

わたしも10年分しっかり年を取りましたが、手術を受ける患者さんも平均70歳代くらいだったのが、いまは80歳代くらいになっているという印象です。

合併症なく安全に手術したいのですが、高齢になった分、併存疾患や薬剤の数なども増えており、リスクが高いことは否めません。

高齢者への手術侵襲は少ないに越したことはありませんが、目安ってあるのでしょうか。

合併症を減らすための判断にしている論文がございます。

浜松医大発信のGo Yoshida先生らによる

「Predicting Perioperative Complications in Adult Spinal Deformity Surgery Using a Simple Sliding Scale」Spine. 2018;43:562–570

です。

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術後せん妄を防ぎたい。トリガーを除く看護をしよう。

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はじめに


術後せん妄
:delirium
:postoperative cognitive impairment
は発生してほしくない周術期の合併症の一つではないでしょうか。

脊椎手術も術後せん妄を引き起こしてしまいます。
もしかしたらわりと高率かもしれません。

術後せん妄になると見当識がなくなって、
怒ったりや頑固になったりと、非協調的になって
点滴は抜くわ、導尿カテーテルは抜くわ、で大騒ぎになってしまいます。

しかし基本的には術後せん妄は元に戻ります。
よって術後せん妄は適切に対処する必要があります。

術後せん妄を防ぐ方法はあるのでしょうか?

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