BKPよ、おまえはすでに死んでいる!?

はじめに
骨粗鬆症性椎体骨折、いわゆる圧迫骨折ですが、これはとてもとても痛いです。
体動困難となって救急搬送されてくる高齢者があとを絶ちません。
痛みで動けずに、寝たきり状態となりズルズルと体力・筋力を失っていく高齢患者を目の当たりにすると、BKPは、ほんとに高齢者に福音となる治療だな、と思うことがあります。
疼痛は保存加療で概ね改善しますが、疼痛がピークのときに、誤嚥性肺炎を引き起こしたり、尿路感染、便秘によるイレウス、ひどいときは褥瘡を作ったりする患者も中にはおられます。
なので、症例によっては早期にBKPを適応したほうがよい症例はあると思っています。
BKPを適用するタイミングで例外的に早期に適用したほうがよいと思われる症例にしばしば遭遇します。このままでは廃用で寝たきりになってしまうケースなど。https://t.co/yx5BK2IaCY
— とぜんな脊椎外科医@四つ葉スパインクリニック (@yotsuba_spine) 2018年3月29日