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タグ:皮膚トラブル

腹臥位での神経トラブルを回避したい。安全性と低侵襲性がトレードオフの関係になることはよくない。

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202004とぜん.001

はじめに


こちらの記事

についてコメントを頂きました。


以前T5 burst に対しT3.4にPPSを挿入しようとして透視が見えるように先生が今回されたようなバンザイに近い体位をしてオペをしたところ、不幸にも腕神経叢麻痺を一時的に生じてしまった症例がありました。
もちろん教科書的にも良くない体位だとは思いますが、透視確認には仕方がないと思いそのような体位で行ったのですが、先生は上位胸椎のPPSをされる際、体位で気をつけてられる事などありますでしょうか?もしありましたらご教授頂けると幸いです。


「脊椎外科初学者」さん、コメントいただき、ありがとうございます。

う〜〜ん、正直、苦しい、ご質問ですね、、、

実際問題として、T2にPPSを打ったこと自体が初めての経験でした。
今回の症例では、正直たまたまうまく見えただけで、そのときの体位で気をつけたことを備忘録として記事にあげました。

なので、何回も上位胸椎でのPPSの経験があって十分な答えを持ち合わしているわけではないんです。

申し訳ありません。

弾性ストッキング、ただ履かせっぱなしでは困ります!

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はじめに


深部静脈血栓症に予防についてはマニュアル化されている施設がほとんどだと思います。
入院患者さんのリスクを看護師さんがスコア化して、
主治医にストッキング使用の記載を要求してきます。

関心が高まっていることはとても重要と思います。

脊椎外傷や脊椎疾患の手術においても深部静脈血栓はハイリスクです。

ただ、スコアリングがルーチン化されることによってつまらない単純作業になってしまうと、せっかく時間を費やした割に、望んだメリット以上のことが得られない、あるいは望んだ効果以下しか得られないとかになってしまうのは困りものです。

病棟を回診しているとこんな事例に遭遇しました。

弾性ストッキングによる褥瘡です。

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朝回診に行くと、昨晩の腰椎術後の患者さんが腰が痛くてたまらないとの訴えがありました。

夜間に疼痛の指示でPCAをプッシュして対応しておりました。

腰が痛いとおっしゃいますが
どうも創部ではないようです。

コルセットを外して患者さんの指差すところを見ると
ドレーンがくいこんでいます!

オススメの腹臥位マット SR✕Ⅱ Prone

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はじめに


脊椎手術は腹臥位で行うことが多いです。

当然といえば当然のことですね。

現在の施設には腹臥位症例がほとんどなかったことにより
脊椎手術用4点支持テーブルはおろか、腹臥位用の適切なマットすらありませんでした。

そして、今回新しいマットが届きました。

これが、非常にしっかりしたマットなのでご紹介します。

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腹臥位での神経トラブル、予防マニュアルを作らなければ

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はじめに


脊椎手術の体位は後方アプローチであるので、基本的に腹臥位です。
ときに前方アプローチで側臥位となります。

仰臥位で手術するときは、頚椎の前方除圧固定術くらいです。

よって術中の体位トラブルのリスクが高いといわざるを得ません。

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