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上腹部痛と心窩部痛。この原因は脊椎??

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はじめに


民間の場末の救急施設で診療していると、紹介での救急受診はほとんど参りません。

今回もとてもびっくりした次第なので報告します。

症例提示


60台の男性です。とくに既往や服薬歴のない健常な妻子ある方です。

主訴は上腹部痛。

夕食を終えて、突然痛みだしたそうです。

夜間の急患センターに行き、ペンタゾシン、ラニチジン塩酸塩投与を受けたそうですが、いまひとつ改善が得られないということで救急搬送されました。

搬送中に、上腹部から心窩部にまで痛みが広がってきたそうです。

外科で対応、採血、心電図や胸腹部CTが撮像されましたが、原因がはっきりしません。
憩室炎の診断で観察入院の運びとなりました。

転移性骨腫瘍における椎体不安定性の評価、SINSについて

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はじめに


転移性脊椎腫瘍は骨折や麻痺の出現により
救急車で搬送されることがあります。

よって、緊急での手術対応をせざるを得ません。

これらの重篤な骨関連事象・・・
なんとか起こらないうちに、あるいは切迫している状態で
早期発見しなければ、このような事態はいっこうに減らないと思います。

早期発見、早期治療に関しては脊椎外科のみならず、
原発腫瘍化科でも積極的に行われていないのが現状であります。

無症状のものを発見するのは困難ですが
早期に発見することができれば、
後述するように、その患者さんの状態に応じて
多くの治療の選択肢を検討することができます。

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