見逃されることが多いのか?外傷にともなうC1-2回旋脱臼

はじめに
以前記事にした成人での外傷性の環軸椎回旋脱臼症例についてです。
ふつうは、環軸椎回旋脱臼は通常は小児に多いです。
治療方針を文献で検索していたところ、
「見逃されることが多い」
という記載が多く、意外に感じました。
たしかに、珍しい病態ではありますが(わたしも経験するのは初めてです)、首が回旋して固定していますし、首を回そうとすると痛くて動かせないので、明らかにおかしいです。
いわゆる斜頸をおこしています。
“cock-robin” head positionとも表現されます。

見逃されるケースが多いとのことなので、まとめておきます。