脳卒中後遺症で上肢屈曲拘縮のときの腹臥位
はじめに
脳卒中後遺症の痙性片麻痺によって転倒し、胸腰椎移行部に破裂骨折を受傷された患者さんの手術を行うこととなりました。
上肢が屈曲拘縮してしまっているため、果たして患者さんを腹臥位にすることが可能か迷いました。。
ジャクソンベッドの下をくぐらせることでなんとか可能でしたので、共有したいと思います。
以前T5 burst に対しT3.4にPPSを挿入しようとして透視が見えるように先生が今回されたようなバンザイに近い体位をしてオペをしたところ、不幸にも腕神経叢麻痺を一時的に生じてしまった症例がありました。
もちろん教科書的にも良くない体位だとは思いますが、透視確認には仕方がないと思いそのような体位で行ったのですが、先生は上位胸椎のPPSをされる際、体位で気をつけてられる事などありますでしょうか?もしありましたらご教授頂けると幸いです。
術翌日に胸骨骨折が判明しました。一体いつ折れたんだろう、、、
— 四つ葉スパインクリニック (@yotsuba_spine) 2018年7月15日
腹臥位?それとも体位交換?今後骨粗鬆症患者の増加により重要な体位合併症として周知していくことが大切かもしれない。https://t.co/mQNuEaR3ir