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気管切開術の恐怖について

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はじめに


頸髄高位に責任がある頸髄損傷であれば横隔神経麻痺が出現するために
人工呼吸器のサポートが必要になります。

持続的な装着が考えられるために気管切開術が適応されます。

気管切開は単純な処置ようで、実は甚だしい恐怖を伴う手技です。

気管切開術の恐怖、合併症についてまとめました。

頸椎椎弓根スクリュー刺入の考察

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はじめに


頸椎椎弓根スクリューでの固定は
脊椎外科医にとって重要な治療のオプションのひとつであると考えています。

安易に行ってはなりません。
合併症が、即致命傷になるためです。

①Cadaverでのトレーニング、
②手術の見学、
③術者と一緒に行う
というステップを何回も繰り返さないといけないと思います。

重度痙縮に対する治療、ITB療法について

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痙縮に対する治療法である、ITB療法についてまとめます。

ITB療法とは


ITB療法とは、Intrathecal baclofen therapyの略です。
バクロフェン髄腔内投与療法と訳されます。

脊髄損傷や脳血管障害による痙縮の症状に苦しむ患者さんに行う治療法です。

日本では2002年に臨床試験が開始され、2005年4月より保険収載となった治療法です。

・背側から腰部椎弓間を経由して、硬膜内にカテーテルを挿入する
・背側皮下から腹側皮下までカテーテルを通す
・バクロフェンを充填したポンプを腹部の皮下に埋め込み

手術では治癒させられない頸髄の損傷

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患者さんは病院嫌いで
1年くらい前から手指、足趾の先端がしびれ
半年くらい前から手袋、靴下くらいの領域までひろがってきて
3ヵ月くらい前から階段で手すりが必要、箸やボタンが不自由になってきて
ついに自宅の床でもうまく歩けないようになってしまいました。

自分で症状の悪化を自覚しているにもかかわらず
病院を受診せず、自宅のなんともない部屋で転んで転倒し、
四肢麻痺となって他院へ救急搬送され、
頸髄損傷の診断で当院へ転送となりました。

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