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AVAスコアで、BKP後の早期隣接椎体骨折を予測しよう!

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2021tozen.001

はじめに


骨粗鬆症性椎体骨折に対する痛みの緩和にBKP/VBSが有効です。

しかし、BKP/VBSを語ると必ず問題になってくることが隣接椎体骨折です。

BKP後、比較的早期に隣接する椎体が折れることは臨床医からは認識されております。

合併症のひとつとして理解されておりますが、どんなときに起こるのか、というのは実際のところ、まだそんなに明確にはわかっておりません。

そして、もうひとつ、では隣接椎体骨折が起こったから、悪なのか?
BKPやらなかったほうがよかったのか?
ということに関しても、謎です。

BKPがきっかけで早期に骨折するんだったら、なにか誘因があるはずだ、解明して隣接椎体骨折の予測因子を見つけよう!!

こんな強い意気込みをもって、京都大学大学院 社会健康医学系医療疫学口座の土方先生が2018年3月に研究をはじめられ、この度その成果が、Bone&Joint Journalで出版されました。
土方先生のご略歴はコチラ
Quotomy
コホート研究

その名も、AVAスコア;acute Adjacent Vertebral fracture after vertebral Augmentation scoring systemです。

以下、まとめます。

DEPS打つときの設計の仕方を習いましたので共有します!

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はじめに


DEPS、トライするんですが、なかなか理想通りの軌道にいかず、悩んでいます。

皮膚切開が思ったより上だったり、下だったり。

Doubleどころか、single、さらにはsingleすら貫かないナンチャッテになってしまうことが多々あって、悩んでおりました。

DEPSは、double endplates penetrating screw techniqueを略したもので、久我山病院竹内拓海先生の講演を聞き、衝撃を受けました。



どのように打てばいいのかな、と悩んでいたおり、

オンオフともにご交流頂いている敬愛するts2611先生に術前イメージの皮膚マーキングをご教授いただきました。

備忘録として記事に載せることにもご厚意で許可いただきましたので、まとめます。

第四世代ワイヤーレスPPSシステム、バイパープライムのすごさ

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はじめに


バイパープライムはデピューシンセス社の新しい経皮的椎弓根スクリューシステムです。

多数の企業から経皮的椎弓根スクリューシステムが出ておりますが、いずれも似たりよったりで特徴がないのが現状でした。

といっても初代セックスタントのころに比べると格段に使用しやすくなっていますので、いい意味で特徴がないといったところです。

ところが、バイパープライムの登場は、PPSの概念をさらに新しいものに替えました。

何がすごいかというと、ガイドピンとスクリューが一体化しているところです。

バイパープライムを使用してからすっかり虜になっています。

骨粗鬆症症例にCBTでfacet fusionも組み合わせてみる

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とぜん2020.001

はじめに


高齢化社会のため骨粗鬆症を有する患者さんの手術が増えてます。

固定術に挑まなければならない症例も多々あり、チャレンジングな領域です。

骨脆弱性=骨がもろくてよわい

そのため、スクリューが緩んだり、ケージが脱転したり、、、

そのくせ、わたしはMIS主義者ですので、なんとか低侵襲法でできないかと思ってみたり、、、

正直、通常の経皮スクリューによる固定術は、骨粗鬆症に対しては治療成績は不十分だ、、、と感じています。

なので、いま現在は、MedactaのマイスパインMC®を用いて、TLIFを行い反対側にfacet fusionを追加して治療成績があがるのではないかと試みているところです。

下肢痛を呈する仙骨骨折に注意

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はじめに


高齢化社会に伴い、骨粗鬆症患者が増えております。

骨粗鬆症がゆえに、転倒などの外傷を伴わず、骨折をきたしてしまう症例があります。

脊椎の椎体骨折は比較的診断が容易と思いますが、骨盤骨折はいかがでしょうか。

これまでも、脆弱性骨盤骨折はレントゲンでは診断がつかない不顕性骨折として、注意が必要であることを強調してまいりました。

今回は下肢痛を呈した仙骨骨折が見逃されておりました。



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抗RANKL抗体、デノスマブ(プラリア®)に新しい効能・効果が追加になりましたね。

「関節リウマチに伴う骨びらんの進行抑制」
ということのようです。

デノスマブは、RANKリガンドを阻害する抗体製剤、ヒト型モノクローナル抗体です。
RANKリガンドは破骨細胞の形成、機能分化及び生存に必須の蛋白質ですので、
これを阻害するデノスマブは破骨細胞による骨吸収を抑える作用を有しています。

ちなみに、RANKLとRANKの結合を阻害します。

経皮的バルーン椎体後弯矯正術:BKP(balloon kyphoplasty)を受ける方へ

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脊椎骨折の手術治療
経皮的バルーン椎体後弯矯正術:BKP(balloon kyphoplasty)についてまとめました。

手術の目的


脊椎椎体骨折のため硬性コルセットを用いて安静加療を行います。
加療しているにも関わらず、体動時の痛みが頑固に持続している場合や、
椎体圧潰が進行している場合に、手術加療を行います。
経皮的バルーン椎体後弯矯正術とは、レントゲン透視を見ながら行う低侵襲手術の一つです。
小さな筒を骨折した椎体に挿入して、風船を筒の中から通して骨折椎体内で膨らませます。
膨らんだ風船の力をもって骨折で変形した椎体の形を可能な範囲で整復します。
次いで風船をしぼませて、形成された空間に骨セメントを注入して、骨折した椎体を安定化させます。椎体が安定すると、寝返りや寝起きなどの痛みの大部分が改善します。

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