頚椎前方手術気道管理マニュアルの作成
はじめに
今日は多椎間の頚椎前方固定をしたのですが血腫による気道狭窄が心配で中々帰れないです。特に術中トラブルがあったわけではないのですけども。
— 空飛ぶ脊椎外科医 (@SpineFlying) May 21, 2021
頚椎前方除圧固定術の気道トラブルは、1%前後に発生するとされます。
非常にまれではありますが、ひとたび気道狭窄がおこれば、呼吸ができなくなるというおそろしい事態を引き起こします。
緊急かつ適切な対応を行わないと低酸素血症に発展し、致命的になってしまいます。
わたしも空飛ぶ脊椎外科医先生のように、頚椎前方除圧固定術を行った当日は気が気でないため、病院に泊まることにしていました。
結果、再挿管を行う症例があり、わたしの能力だけでは対応できなかったので、周術期管理マニュアルを作成することになりました。