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タグ:M蛋白

蛋白分画が6分画になり、M蛋白検出の感度が高くなりました。

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とぜん2020.001

はじめに


蛋白分画、検査していますか?

どうやら、蛋白分画を提出しているのは、わたしが施設内でナンバーワンらしいです。

次いで内科の先生、とのこと。。。

その是非は別として、われわれにとって、タイトルのように

「蛋白分画が6分画に分離されるようになりました」

といっても、ふ〜ん、で??という感じではないでしょうか。

わたしもそれ自体がどういう意味なのかはよくわかりませんが、この結果、スクリーニングの威力が増す、ということらしいです。

なんのスクリーニングか、といえば、それはもちろん、M蛋白の検出です。

多発性骨髄腫は腰背部痛を訴えて整形外科を初診する

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はじめに


この度、ご縁あり、地域の医師会の医療連携の会で講演する機会をいただきました。

骨粗鬆症関連の会になるため、内科・整形外科開業医中心となりそうです。

この講演で伝えておきたい関心事のひとつとして、

「多発性骨髄腫は腰背部痛を訴えて整形外科を初診する」

を取り上げたいと思っています。

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高齢者の多発椎体骨折の中に
多発性骨髄腫の症例が紛れ込んでいるのではないか??
と、常々チェックしております。

しかし、残念なことに、わたしの施設には、血液内科はありません。

多発性骨髄腫かどうかわからない椎体骨折の時点では、おそらく血液内科で受けてくれないのではないかと思っています。
よって、多発性骨髄腫を疑った場合は、自分で積極的に検査しています。

まず通常の採血に蛋白分画、Alb、Caを追加します。

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はじめに


場末の病院で脊椎の診療科をたちあげ、
診療が初心に戻って、はじめて気がついたことがあります。

それは、脊椎診療科において多発性骨髄腫が多いことです。

実は、この1年で椎体骨折を契機に7人ほど診断しました。

恥ずかしながら、これまでの10年で、自分で多発性骨髄腫を診断したのは5名はいないと思うのです。

この1年で10年を追い越しました。
十分な初回診察ができていたとは思えない結果と反省しています。

これについて考察(言い訳?)します。

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はじめに


椎体の骨折を診断する際に
多発性骨髄腫が紛れ込んでおります。

採血にて高タンパク血症や高カルシウム血症があれば
いくらか診断の助けになりますが、
骨病変のみ見ていては診断が遅れがちになってしまいます。
診断が遅れた高齢者の多発性骨髄腫

Punched out lesion、すなわち骨透亮像
判断しやすいものもあればそうでないものもあり、
積極的に疑って、M蛋白を測定しなければならないと思います。

ところでβ2ミクログロブリンを測定することがあるでしょうか?

わたしはβ2ミクログロブリンは多発性骨髄腫のマーカーかな、くらいにしか思っておりませんでした。

多発性骨髄腫に対してBKPを行う機会がありましたので、少しまとめました。
はっきりいって全然わかっていない(汗)

悪性腫瘍の椎体転移を疑ったときの検査のすすめかた

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はじめに


椎体骨折の原因は、外傷や骨粗鬆症性が大多数です。
しかし他にも感染や炎症性椎体疾患、腫瘍による骨破壊にともなう病的な骨折もあります。

「両下肢麻痺となった胸椎椎体骨折」という紹介がありました。

その時点でイヤな予感がしていたのです。

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