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MIS専用の道具が欲しい

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2021tozen.001

はじめに


MISt学会もうすぐですね。

プログラムを拝見しますと最小侵襲をキーワードに多岐にわたる分野での話題があります。

とてもとても楽しみです。

黎明期はPPS使ってPLIFとの成績を比較するばかりでした。

これだけMIStが隆盛するなか、素朴な疑問がわきます。

「スクリューやケージの進化に対して、鋼製小物ってぜんぜん進化してなくない?」

続・透視下経皮的椎弓根スクリューはどの高位まで挿入できる?

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はじめに


頚胸椎移行部のインストゥルメント手術は、とても嫌です。

術野は深いですし、術後の痛みは半端ないです。

上肢をばんばん動かすと肩甲骨が動いて、創部が開いてしまいます。

嫌な思い出がよぎります。。。

そして、頚胸椎移行部は意外によく折れる場所です。

肋骨や肩甲骨、上腕骨などが折れているときや、頭部に軸圧がかかったときなどで項部や肩甲間を痛がっている場合は、頚胸椎移行部の椎体損傷を積極的に疑っていかなければなりません。

終板貫通軌道はナンチャッテに終わってしまった

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はじめに


終板貫通軌道に注目していました。

久我山病院竹内拓海先生の講演を聞いて、これはいいな、思った次第です。

長いスクリューを用いて、刺入椎体の上終板を貫き、さらに上位椎体の下終板まで貫いて、2つの椎体にまたがるようにスクリューを打ちます。

これにより、複数の皮質骨層を貫通することで、スクリューに強いトルクがうまれ、安定性が増します。

・・・といいつつ、わたしはてっきり上の終板を貫く、もしくは下の終板を貫くものとばかり思っていたのですね。。。

よくよく調べてみると、どうやら勘違いで、隣接の椎体にまで貫通するんです(汗)
スクリーンショット 2019-04-06 10.55.59


矯正が強いとPPSはセットスクリューがナメッてしまうかも。

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はじめに


わたしの手術の関心事は
MIStの可能性の向上
です。

そしていま、MIStで積極的にチャレンジしていることは胸腰椎破裂骨折です。

治療方針について悩むことが多い骨折形態ですよね。

胸腰椎破裂骨折の手術治療の方法には正解がない!!

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はじめに


胸腰椎移行部の不安定破裂骨折の治療についてはコンセンサスがなかなか得られず
controversialな領域です

治療方針についておおいに悩むのではないでしょうか?

・前方 or 後方 あるいは前方後方combine
・前方後方なら同時あるいは二期的
・それなら前方から?後方から?

・オープン vs MIS
・in situ vs 積極的なreduction

・椎体形成を追加するかどうか
・骨折椎体にもscrewを入れるか

・instrumentの範囲はshort? long?

・患者の骨質は?
・固定部の隣接椎体の状況は?
・骨折高位は?
・合併症、全身状態は?

など多くのことが加味されます。

これだけ多くのことを考えるので、正解なんてありませんよね。

考えられる限りの要因を熟考した上で、個々に合わせて対応していく
これしかありません。

その上でわたしは若年者で骨質の懸念がない症例は
Medtronic SOLERA; trauma instrument setとsagittal adjusting screwを用いた
short MIStによる整復固定を積極的に行っております。

脊椎破裂骨折の後方法による低侵襲手術

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はじめに


脊椎破裂骨折の評価の一つに
LSC; load sharing classification
というものがあります。

①椎体の粉砕の程度 <30% 30-60% >60%
②骨片の転位の程度 <50% >50%
③後彎変形の変化の程度 ≦3° 4-9° ≧10°

で評価し、7点以上で椎体圧潰がかなり高度と判断し、
前方支柱再建が望ましいとするものです。

最近は手術のデバイスの進化により後方法単独で、破裂骨折の加療がトライされ始めています。

さらに経皮的椎弓根スクリューの進化により、低侵襲手術でも可能になりつつあります。

前方アプローチを否定するものではありません。
むしろ前方法について学ぶことは必須であることは強調しておきます。

Made in Japan!日本エム・ディ・エム、IBISスパイナルシステムについて

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はじめに


脊椎固定手術にも
最小侵襲手術;minimally invasive spinal stabilization:MISt
が開発され、もう10年はたつのではないでしょうか。

このMIStの流れは、本邦においても、ますます浸透しております。

追従するようにそれぞれの業者からMISt手技器材が開発され
次々と市場に投入されております。

バージョンはさらにアップデートを重ね、
初期に使用していた、Medtronic SEXTANTの頃から
飛躍的に進歩しております。

結果、競争が非常に激しいのですね。

各社の特徴、特性について知識が追いつきません(笑)。

ただ、この市場は外資のメーカー製品で独占されている現状でした。
つまり、小柄な日本人の体型にあわせて開発されているわけはありません。

中空スクリューの下穴作成に、Jプローブが俊逸すぎた!

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はじめに


これまでも記事にしている通り、
わたしはMISt: Minimally invasive spine stabilization手技者です。

経皮的椎弓根スクリューに代表される手技ですが
初期のSEXTANT®(Medtronic)から導入しております。

現在はViper®2 (DePuy Synthes)をメインに使用し、
Longitude® (Medtronic)を主に外傷に用いています。

MIStの波はすさまじく、各社から非常に多くの製品が発売されて
乱戦混戦状態です。

骨粗鬆症性椎体骨折の初期画像での予後予測について

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はじめに


外来をしていると骨粗鬆症性椎体骨折の多さ
これは、ほんとうになんとかしないとまずいな、と思います。

けっこう転倒後で橈骨・大腿骨骨折の既往があるにも関わらず
骨粗鬆症加療がなおざりになっている事もあるんですよね。。。

なぜこの時から治療をはじめなかったんだろう?
脊椎外科医が積極的に介入していかなければ・・・

と切実に感じます。

外来で原発不明癌の転移性椎体腫瘍を診断する機会が増えていませんか?

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はじめに


経皮的椎弓根スクリュー
PPS; percutaneous pedicle screw)
を使用した最小侵襲脊椎安定術
MISt; Minimally invasive spine stabilization)
は最近、著しく普及しております。

変性疾患のみならず腫瘍・感染・外傷などにも応用されており、
その低侵襲性から今後もますます発展していくことと思います。

あわせて、最近のがん治療の発展もすさまじいものを感じます。
抗癌剤、分子標的薬、放射線療法など、がん治療の進歩です。

がん患者の生命予後は確実に延長してきております

結果、外来診療をしていると、
頚部痛や、背部痛、腰痛などを主訴に来院し、
骨転移を認める患者が増加していると感じています。

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