タグ

タグ:SAI

腸骨スクリュー入れるときのセッティング

カテゴリ:
2021tozen.001

はじめに


ありがたいことに専攻医が手術に入ってくれる機会が増えています。

今回は骨盤外傷でした。

腸骨にスクリューを刺入したので手順をまとめておきます。

自己学習のきっかけになってくれれば嬉しく思います。

あくまでとぜん式になるので、ほか道場や文献などで各自勉強して更新してくださいませ。



腸骨スクリューは言うまでもなく強力な尾側端アンカーです。

今回のような骨盤輪損傷の後方固定以外にも用います。

例えば、L5/S1偽関節問題の解決策に用います。
ふつう脊椎固定では、L5/S1が固定の最下端になりますが、S1は海綿骨が豊富でスクリューのききが悪く、偽関節になりやすいからです。

ほか、骨盤の矢状面バランスの矯正を得るためにも、この強力な腸骨スクリューのアンカーを使います。

なので、腸骨スクリューは脊椎手術において、非常に重要な役割を担うものです。

MySpine S2AIのガイドが俊逸すぎました

カテゴリ:
202004とぜん3.001

はじめに


2020年8月17日に「祝!!MySpineS2AIが薬事承認」の記事を投稿しました。



202004とぜん2.001


ぜったい便利、超絶便利だと思います、とかなりの期待を寄せておりました。

実際に使用する機会を得ましたので、報告いたします。

はっきりいって、俊逸すぎました!!

祝!!MySpineS2AIが薬事承認

カテゴリ:
202004とぜん.001

はじめに


わたしはメダクタの3DガイドマイスパインMC®の大ファンです。

ナビやジャクソンテーブル、透視2台などの初期投資なく、どこの施設でも導入可能、しかもスクリューはとても正確、というメリットばかりのデバイスです(透視一台は必要)。

術前のCTデータから3Dプリンターを用いて患者適合型ガイドを作成して、術中に使用します。

これまで胸椎、腰椎での使用でしたが、ついに、SAIスクリュー用のガイドで薬事承認が成されたと伺いました。

おめでとうございます!



腸骨スクリュー2本入れにはJ probe2本使いがオススメです

カテゴリ:

はじめに


腸骨スクリューは非常に強力なアンカーですが、基本的に緩んでしまいます。。。
だからなんとか2本入れたいなと思う今日この頃です。

もちろん、様々な状況に対応いたしますが
基本的には私はMISt手技者(主義者?)なので
腸骨スクリューを入れる時もなるべくなら、Mini openです。

Inlet viewとOutlet viewのまとめ

カテゴリ:

はじめに


脊柱変形の治療で、腰椎の前弯の獲得を目指すためにカンチレバーテクニックを用います。

そのために強力なアンカーである腸骨スクリューやSAIスクリューを打つ機会が増えていると思います。

腸骨スクリューは、フリーハンドで刺入する方も多いと思います

たとえ、ストライクゾーンが大きいとはいえ、
逸脱すると臓器損傷、血管損傷のような重篤な合併症を生じてしまいます。

よって、わたしのような半人前はやっぱり透視を用いて刺入するべきだと思います。

透視下に確認するのは、
①Outlet view
②Inlet view
③Tear drop sign
です。

SAI screw刺入のポイント。tear dropの映し方について。

カテゴリ:

はじめに


腸骨には太くて長いスクリューを刺入することができるので
非常に強力なアンカーとなります。

成人脊柱変形の手術やMOBのsalvage手術など
腸骨にスクリューを打つ機会は年々増えていっていると思います。

ただ腸骨スクリューと腰椎あるいは仙椎スクリューとのロッドの連結は
術前から刺入点をしっかりイメージしておかないとけっこう難渋したりします。

一方で、SAI (S2l alar - iliac) screwは、S1 pedicle screwのヘッドと
一直線に並べることができるため、ロッドの連結が比較的容易です。

SAIスクリュー刺入のポイントをまとめました。

LSIT(low profile S1-iliac trajectory)によるrevision surgery

カテゴリ:

腰椎のrevision surgery


MOB;multiple operative backです。
他院で4回もの手術を受けております。

腰椎のrevision surgeryで
多椎間固定、腰仙椎の固定を考慮せざるを得ない状況です。

固定範囲は判断に迷うことが多いですよね。
腰椎多椎間固定を行う際S1を尾側端にすると
仙骨の支持力が十分でないので
S1のスクリューの緩みや偽関節が生じてしまうことが心配です。

このページのトップヘ

見出し画像
×