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強直性脊椎骨増殖症の後方アプローチは体位が重要

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はじめに


ASHの後方アプローチでは術中の体位が非常に重要です。

ASHとは、
強直性脊椎骨増殖症(ASH:ankylosing spinal hyperostosis)
靭帯が骨化して竹の節のように脊椎が連続して固まっていく病態です。

1950年にForestierにより報告されました。

耳鼻科領域ではForestier病として嚥下障害をきたす疾患として捉えられています。

教科書的な表現を用いると、
前縦靭帯を中心に脊柱靭帯のびまん性の連続した骨化を伴って脊椎が強直に至る病態
です。

基本的に,無症状で経過します.

加齢に伴う非炎症性変化で,高齢の男性に多く,
2型糖尿病や肥満症などの内分泌系疾患の関与や生活習慣との関連性が示唆されております。

昨今の高齢化社会を反映して確実に増加傾向にあります。

最適な脊髄モニタリングを得るために。BISモニターで麻酔深度をチェック。

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はじめに


脊髄脊椎手術をより安全に行うために
術中脊髄モニタリングを行っている施設が増えています。

わたしも定期手術であれば例え腰椎であっても
全例、MEPとSEPを併用してモニタリングを行ないます。

最近臨床工学技士さんのおかげでBISについて学ぶ機会を得ました。

感覚誘発電位、SEPについて

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前回記事にしたとおり、
手術において術後の運動障害や感覚障害などは最小限に防がなければなりません。

術者の経験と、勘に頼って、防いでいたわけですが、
術中脊髄神経モニタリングを行うことで、
なんとか、だれでも防ぐことができるようにしたいわけです。

モニタリングは運動モニターと感覚モニターがあり、
刺激電極の場所
と、
記録する場所
で呼称されます。

今回は感覚モニターについてまとめます。
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より安全な脊椎手術を目指して。術中神経モニタリングの活用。

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脊椎手術を受けるにあたり、
患者さんが一番心配されることは
術後に手足が動かなくなるのではないか?
術後に、車いすになってしまうのではないか?
です。

わたしたち脊椎外科医の切なる願いは、
患者さんの生活の質を改善させたい
社会生活ができるようにサポートしたい
ということです。
だから、
絶対に神経症状を改善させてみせる!
という強い意気込みで手術を行っていることと思います。

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