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XLIF緊急注意喚起

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はじめに


XLIFが本邦に導入されて、5000件を突破したそうです。

すごい現象です。

これま、つまり
・脊椎外科医のこれまでの手術適応を変えた
・行動を変えることができるほど素晴らしい効果がある
といっても過言ではありません。

ところが、件数が増加するにつれていくつか合併症が報告されています。
今回NuVasiveから緊急で注意喚起されました。

出張XLIF、後腹膜腔の理解がまだまだ

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はじめに


側方アプローチ(lateral lumbar interbody fusion: LLIF)
・XLIF extreme lateral lumbar inter-body fusion
・OLIF oblique lateral lumbar inter-body fusion
が本邦に導入されてから多くの脊椎外科医が側方アプローチを選択肢のひとつにするようになりました。

低侵襲腰椎前方椎体間固定術(XLIF)について

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腰椎の固定手術治療のひとつである、
低侵襲腰椎前方椎体間固定術(XLIF)
についてまとめました。

手術の目的


変形性腰椎症により椎間板や関節の機能不全が生じると、
腰椎の前後のずれ、左右のずれ、ゆがみをきたして
腰部の神経が圧迫されてしまいます。

すると、腰痛や下肢のしびれ、痛みなどで日常生活が困難となります。

保存加療によって症状の改善を試みるのですが、
どうしても改善が望めない場合は手術加療を行います。

低侵襲腰椎前方椎体間固定術とは、

シンガポールと日本の同種骨移植事情について

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S.G.H:Singapore General Hospitalに手術研修に来ています。

初日はオペ見学とレクチャーでした。

2症例見学の予定だったのですが、諸事情で、残念ながら1例となりました。
L4/5レベルのほぼgrade2の変性すべり症の脊柱管狭窄ならびに両側の椎間孔狭窄に対して
XLIF1椎間によるindirect decompressionを施行されました。
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XLIF cageは非常に大きいのが特徴です。
どのように骨移植をするのか興味がありました。

術前のカンファレンスではBNPを入れる、といっていましたが、
NuVasive社製の同種骨を移植しました。
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XLIFのindirect decompressionの効果

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個人的には
XLIFの初期症例
脊柱管除圧術後のすべりや不安定性の悪化に伴う椎間孔狭窄
がよい適応と考えています。

今回の症例は
L3/4椎間板変性による後方すべり症です。
L2-3の癒合椎体による隣接椎間障害と考えます。
すべりは立位で悪化し、脊柱管と椎間孔狭窄の症状が出現します。

XLIFの後腹膜腔アプローチの理解のために。後傍腎腔?

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先日、L3/4の椎間板不安定症による両椎間孔狭窄に対して
XLIF1椎間を施行いたしました。

この手技は、後腹膜腔からアプローチします参照
後腹膜腔の解剖をどれだけ理解していますか?

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実は、管理人はあんまりわかっていなかったことがわかりました(汗)。

XLIF術後の左大腰筋の低下

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XLIF®はlateral approachで行う腰椎の低侵襲椎体間固定術です。

メリットとデメリット


「ダイレーターを用いて大腰筋の筋層をsplitしてレトラクターを挿入して筋組織を牽引する」

後腹膜腔経由で大腰筋に入って椎間板にアプローチするため
最も大きなメリットは、大血管や、尿管を守ることになるのですが、
術後にアプローチ側(主に左)の大腰筋に症状が出現してしまうことがデメリットです。

術中は神経を損傷しないように、運動神経専用のモニタリング装置でチェックします。
ただし、感覚神経や直接的な筋のダメージについてはモニターできないので
開創器が入ったら、
「なるべく早く手術を完遂し、牽引圧迫の時間を短縮する」
ことが一番の回避策になります。

MRIでの2症例の比較


文献的には約20%程度の割合で大腿周囲の筋力低下や感覚障害の訴えがあるとのことです。

また症例が10例超と少ないのでなんとも言えませんが、
1例に術後左大腿が持ち上げにくいとの訴えがありました。

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術後の7日目のMRIですが、
大腰筋の炎症、血腫や腫脹などの損傷はacceptableと考えました。
むしろ対側(右)の損傷のほうが大きいように感じます。
これは、コブで対側の椎間板線維輪を貫通させた影響です。

XLIF導入の私見 初期症例の適応

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XLIF®
eXtreme Lateral Interbody Fusion
を自分たちの施設に導入して、半年くらい経過しました。

2013年くらいから本邦でも行われている低侵襲手術です。
小切開で後腹膜腔にアプローチし、
神経モニタリング下に大腰筋経由で椎体に到達します。

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ALLとPLLを保ちつつ、側方アプローチで非常に大きな椎体間cageを挿入します。
椎体間高を復元することができ、さらにligamentotaxisを期待できます。
その後、後方から経皮的に椎弓根スクリューを刺入するため
筋群に対する侵襲が非常に小さいです。

椎体間高の復元とligamentotaxisにより
coronal balanceやsagittal balanceの矯正にすぐれた威力を発揮します。

いきなり高度の後側弯症に導入するのはリスクがあるため、
導入にあたっての適応に関しての私見です。


腰部脊柱管狭窄症除圧術後の症例で、
経過で椎間高の低下やすべりなどの出現、悪化により
新たに椎間孔狭窄をきたして神経根性疼痛を生じた症例です。

これまではPLIFあるいはTLIFで対応しておりました。
再度後方の筋群にダメージを与えて、せっかく残っている関節を除去するわけです。
固定術なので関節を残す必要がないといえばそれまでですが、
後方筋群のダメージは遺残腰痛の原因でもあります。
とくに他施設での手術後の再手術では気を遣います。

XLIFでは後方の侵襲は経皮的PS刺入に留まります。
経大腰筋アプローチに伴う、大腿周囲の感覚障害や筋力低下など、
XLIF特有の症状もありますが、
前方にこれまでの後方アプローチと比較にならないくらい、大きなcageが入るので
椎体間高の整復に伴い椎間孔の狭窄も改善が得られます。
後方アプローチによる再手術より、関節や筋群に対する侵襲が少ないと判断し、
まず、このようなcaseでXLIFを導入しました。

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初期の導入の症例の適応に迷っているならば
腰部脊柱管除圧術後の椎間孔狭窄のサルベージ手術
がXLILF導入のひとつの選択肢ではないでしょうか。

NuVasive®のcertificationが必要なところが難点ですが、、、

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