胸腰椎移行部の前側方アクセス、術後管理が楽になりました
はじめに
胸腰椎移行部の前方アクセスです。
過去は、横隔膜を切開して胸膜外と後腹膜腔をがらんどうにしてアプローチしていました。
横隔膜の麻痺がおこったり、胸水がたまったり、呼吸機能の低下や低栄養に悩まされる症例もございました。
XLIF開創器の登場で横隔膜を袈裟斬りにせずとも、経横隔膜的に開創器をつっこむことで胸腰椎移行部にアプローチできるようになりました。
しかし、だいたい椎体置換することが多い場所です。
いかんせん術野が狭く、やりにくい。
お師匠さんにlateral extra-coelomic approachでいくといいよ、と教わり、実際に手術指導に来ていただき手ほどきいただきました。